楽器の種類⑭ エレピ

楽器の種類⑭ エレピ

エレピとは、エレクトリックピアノのことです。最近の電子ピアノは、エレクトロニックピアノです。これは、電子回路で、内臓音源を鳴らすものです。音源には、アコースティックピアノやエレピも入っています。

ではエレピとは?。エレピは、アコースティックピアノと同じく打弦機能で発音して、尚且つ電気的に音を増幅します。電気ピアノです。弦をハンマーで叩いて、ピックアップが音を拾い、プリアンプに繋ぎ、スピーカーから音を出す。と聞くと、ギターのアコギとエレキの違いと全く同じということです。
シンセや電子ピアノのなかのエレピ音は、シンセで合成したものや実際のもののサンプリング音源などです。

有名なエレピいろいろ。

  • ローズ(Rhodes)。フェンダー社のフェンダーローズが有名。1974まで生産。
  • ウーリッツアー(Wurlitzer)。ローズとウーリッツアーがエレピの代名詞と言えるくらい有名。カーペンターズのTop of the worldに使われています。
  • ホーナー(Hohner)。アコーディオンやハーモニカで有名なメーカー。クラビネットというのがよく知られています。スティービーワンダーのSuperstitionが有名。

オーディオインターフェイスの機能

オーディオインターフェイスの機能

オーディオインターフェイスの機能を簡潔にまとめます。まずオーディオインターフェイスとは何かというと、マイクからの音、シンセサイザーやギター他、楽器の音を、パソコンに取り込むための機器、または、パソコンに取り込んで、処理した音を、再生させるのに必要な機器ということになります。楽器やマイクのおとはアナログの信号です、パソコンは、デジタル信号しか扱えません。アナログ信号をデジタル信号に変換するのが、オーディオインターフェイスです。また逆の変換、デジタル信号からアナログ信号に変換もします。これらの変換ををAD変換といいます。

入出力時の音質が圧倒的に違います。パソコンにもともと付いているマイク端子やヘッドフォン端子による入出力時の音質とは別次元のものとなります。ノイズの問題や、AD変換の能力が、パソコンに搭載されているものと、オーディオインターフェイスの能力にかなりの差があります。
また、パソコンに音を取り込んでDAWソフトなどで処理を行って、再び出力、再生という過程では、パソコンの処理能力から、遅れ、レイテンシーが発生します。この遅れを、オーディオインターフェイスが助けて、パソコンの負荷を軽減してくれます。

オーディオインターフェイスに付いている端子類の数と種類は、様々な状況に対応できます。パソコンのマイク端子、ミニジャック1つでは、どうにもなりません。入出力のチャンネル数が多くなると価格も上がります。コンデンサーマイクを使用するためのキャノン端子とファンタム電源、標準ジャック、ミニジャック、USB端子、ファイヤーワイヤー端子やサンダーボルト端子など。

うまく歌うには、うまく歌うために必要なことは?

うまく歌うには、うまく歌うために必要なことは?

声を出せる音域を広げること。実用音域は、地声の音域(リラックスしてコントロール可能な音域、男女とも1オクターブプラス3~4度ぐらい)なので、裏声(ファルセット)を使用する場合とは、別です。限界音域は、出せる限界の音域です。これは、男女で違いますが、人種はあまり関係ありません。

ピッチ、音程を上げる。大体の場合、歌が下手に聞こえる場合は、出そうとしている音よりも、音程、ピッチが下がっています。ギターのクロマチックチューナーを使うと声の音程が解ります。自分の出している音が、音程を微妙に外しているのかどうかは、人間も楽器と考えれば、チューナーを使うというのは、理にかなっています。楽器だって使う前にチューニングするのだから、人間もチューニングすれば、音程の精度は上がります。

リズムを合わせる。まずは、ジャストのタイミングに合わせて歌うこと。ジャストより前で歌ったり、後らして歌うのは、音楽のジャンルによって、テクニックとして存在するが、まず基本は、ジャストで。ドラムやベースにしっかり合わせる。ドラムやベースは、リズムパートなので、しっかりリズムを刻んでくれているので、そこに合わせる。ジャストは、簡単そうで、難しい。

楽器の誕生した年

楽器の誕生した年

いくつかの楽器のできた時代背景などを、主なものだけ、ささっと書いてみます。

  • ピアノは、チェンバロという楽器がご先祖様です。これを基にして、イタリアの、バルトロメオ・クリストフォリという人が、考案しました。1700年代初頭の頃です。
  • トランペットは、作った人はわかりません。ファンファーレ等に使うために作られたものです。紀元前のエジプトの出土品の中に、記録が残っていました。
  • バイオリンは、所説さまざまあり、誰が作ったのか、はっきりしていませんが、ガスバロ・ディ・ベルトロッティか、アンドレア・アマティか、カスパール・ティーフェンブルッカーかのいずれかの人ではないかと言われています。1500年代初頭の頃です。
  • ギター(6弦)は、これも最初に作った人はわかりません。所説さまざまあり、不明です。ギターのご先祖様は、リュ-トという楽器です。これが基になって作られています。1700年代初頭の頃です。
  • シンセサイザーは、ロバート・モーグ博士によって考案されました。1900年代中頃のことです。
  • サックスは、1800年代中ごろに、アドルフ・サックスという人が作りました。
  • ウクレレは、1878年にポルトガルから持ち込まれた楽器を基にして、制作されました。

各楽器の音域を知っておきましょう②

各楽器の音域を知っておきましょう②

まず基本的な楽器の音域、通常使用される音域を、まとめます。まずはポピュラーな楽器から。すべての楽器の音域をいっぺんで覚えようとしても覚えられないので、少しずつ覚えましょう。
国際標準の表示では、ピアノの中央のドはC4で表されますが、ヤマハ方式では、ピアノの中央のドは、C3になっているので、注意すること!!。ここでは、C4を中央のドとする、国際標準で表します。

  1. ヴァイオリン。G3~C7。G3~E7。上は、E♭7という時もあるが、上限は奏者の指の太さ長さ、弓の幅などによりさまざまなので一概には言えないが、普通は、これぐらいである。
  2. ヴィオラ。C3~C6。ビオラも上は、E6という場合もあるが、上限は奏者の指の太さ長さ、弓の幅などによりさまざまなので一概には言えないが、普通は、これぐらいである。
  3. チェロ。C2~C5。チェロも上は、E5という場合もあるが、上限は奏者の指の太さ長さ、弓の幅などによりさまざまなので一概には言えないが、普通は、これぐらいである。
  4. コントラバス。E1~G3。ベースと同じだが、下C1~B♭3という場合もある。上限は奏者の指の太さ長さ、弓の幅などによりさまざまなので一概には言えないが、普通は、これぐらいである。

各楽器の音域を知っておきましょう①

各楽器の音域を知っておきましょう①

まず基本的な楽器の音域、通常使用される音域を、まとめます。まずはポピュラーな楽器から。すべての楽器の音域をいっぺんで覚えようとしても覚えられないので、少しずつ覚えましょう。
国際標準の表示では、ピアノの中央のドはC4で表されますが、ヤマハ方式では、ピアノの中央のドは、C3になっているので、注意すること!!。ここでは、C4を中央のドとする、国際標準で表します。

  1. ピアノ(88鍵盤)。A0~C8。電子ピアノやシンセ、キーボードの76鍵盤や61鍵盤や49鍵盤などは狭めているだけで、オクターブキーで88鍵盤すべての音域をカバーしているので、覚える音域は88鍵盤。
  2. オルガン。C2~C7。普通のオルガンは、この音域ですが。教会のパイプオルガンになると、ピアノ(88鍵盤)と同じになります。
  3. ギター。E2~C6 D6 E6。アコースティックギターとエレキギターですこしだけ音域が違いますが、ほぼ同じと考えて問題ないと思います。エレキのほうが少しだけ広いです。
  4. ベース。E1~G3。エレクトリックベースとコントラバス(ウッドベース、ダブルべース)の音域です。エレキベースは、コントラバスが基になっているので、当然音域は同じ。

楽器の種類⑬ ケーナ

楽器の種類⑬ ケーナ

ケーナは、縦笛で、ペルーの民族楽器です。日本の尺八と構造が同じものですが、尺八よりサイズは、小型です。素材は、ペルーのチチカカ湖に自生する葦を使って作られています。本物は葦ですが、日本で作っている、ケーナは、葦ではなく、竹を使っています。尺八もいろんな種類の竹を材料に使って作られています。

ケーナも尺八もサックスのように、リードはありません。ケーナも尺八も、音を出すのが、非常に、難しいと言われています。音の出し方は、子供の頃に、からのビール瓶の口に下唇を当てて、空気を、ビール瓶の中に吹き入れると、音が鳴ります。これと原理は同じです。音が尺八に近いというかほぼ同じ種類の音なので、日本人には、馴染み深く、素朴で優しい音です。倍音とノイズをたくさん含んだ音です。フルートの音とは逆で、対称的です。

音階、指使いは、アルトリコーダーとほぼ同じです。ファは穴を半分開けます。ソは、開放です。半音階、シャープやフラットのついた音は、押さえている指を半分穴からずらして、半分穴をあけて出します。指使い自体は、リコーダーを吹いた経験が、たいていの人はあるので、そんなに難しいものではありません。

ピアノの消音

ピアノの消音

家で、なおかつ夜間にもピアノの練習するのに、やたらに音が大きくては、練習はできない。周りに迷惑がかかる。ではどんな消音方法があるのか。

  1. 防音室。部屋自体が、防音になっている。部屋の中に、部屋を組み立てる。骨組みと、ドア、吸音パネルと、換気扇とエアコンと照明。いろんな、楽器に対応できるのが利点。
  2. 単純に音量、ボリュームを下げる。電子ピアノやシンセサイザーには、音量をコントロールするつまみがあるので、できるだけ音量を下げて、練習します。
  3. 消音ユニット。ピアノに取り付けるユニット。ユニットのレバーをスライドさせてロックすると、ハンマーが、弦をたたく寸前に止まって、音は消音されます。音は電子信号化され、ユニット内の音源が鳴ります。ヘッドホンを繋げて、音は外には漏れません。古いピアノにも取り付けられます。
  4. 弱音ペダル。消音ユニットは、ハンマーの動きを止めてしまうが、アコースティックピアノの中央のフットペダル、普通の弱音ペダルは、踏み込んで左に固定すると、フェルトの布が、ハンマーと弦の間に入って、クッションになって、音をミュートする。完全な消音にはならないが、かなり音は小さくなる。YAMAHAが開発した。

コードネームとディグリーネーム

コードネームとディグリーネーム

Key C のスケールの並び、Cメジャースケールは、C D E F G A B C です。ここから導き出されるダイアトニックコードは、C Dm Em F G Am Bm-5です。この C Dm Em F G Am Bm-5 それぞれをコードネームといいます。

では、Key G のスケールの並び、Gメジャースケールは、G A B C D E F# G です。ここから導き出されるダイアトニックコードは、G Am Bm C D Em F#m-5です。この G Am Bm C D Em F#m-5 それぞれをコードネームといいます。

では、C Dm Em F G Am Bm-5にそれぞれ、ローマ数字、ⅠⅡⅢⅣⅤⅥⅦを割り当てます。このローマ数字を、ディグリーネームといいます。したがってKeyが変わっても、G Am Bm C D Em F#m-5もⅠⅡⅢⅣⅤⅥⅦです。そして尚且つ、同じメジャースケールならば、ⅠⅡm Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm Ⅶm-5になります。マイナースケールなら、keyが変わっても同じマイナースケールのコードの積み上げの形になります。更に、keyが変わっても、コードの持つ機能は、同じです。Ⅰはトニック、Ⅱはサブドミナント、Ⅲはトニック、まれにドミナント、Ⅳはサブドミナント、Ⅴはドミナント、Ⅵはトニック、Ⅶはドミナント、で機能は同じです。keyが12key変わっても、同じです。

グリスアップとグリスダウンの変化形

グリスアップとグリスダウンの変化形

ボーカルが使いこなす、音程装飾の種類に、グリスアップとグリスダウンがあります。簡単にまとめておきます。

  1. グリスアップ。目的音、ドとした場合に、1音下の、シから入るやり方。シドとなる。
  2. グリスダウン。グリスアップとは逆に、目的音、ドとした場合に、1音上の、レから入るやり方。レドとなる。グリスアップよりはるかに難しい。
  3. モルデント。目的音、ドとした場合に、目的音ドがら出発して、1音下の、シそしてドへ行く。ドシドとなる。
  4. プラルトリラー。モルデントとは逆に、目的音、ドとした場合に、目的音ドがら出発して、1音上の、レそしてドへ行く。ドレドとなる。
  5. ダブルグリスアップ。目的音、ドとした場合に、シから入るやり方を2度繰り返すやり方。シドシドとなる。
  6. ダブルグリスダウン。ダブルグリスアップとは逆に、目的音、ドとした場合に、レから入るやり方を2度繰り返すやり方。レドレドとなる。
  7. 2ステップグリスアップ。目的音、ドとした場合に、2音下の、ラから入るやり方。ラシドとなる。
  8. 2ステップグリスダウン。目的音、ドとした場合に、2音上の、ミから入るやり方。ミレドとなる。

グリスアップとモルデントとプラルトリラーが難易度としては、優しい。