音程差

音程差

音は平均律では、同じ音が繰り返されます。12の音が繰り返し現れます。12の音の音程差の音程の種類をまとめます。基本ですが大事です。

  • 同じ音はユニゾン、同度です。同じ音どうしです。シンセなどの同じ音を重ねたりするときに、ユニゾンという言葉が出てきます。
  • 半音は、マイナーセカンドです。不協和音です。気持ちの悪い響きです。ホラー映画などで使われる音程です。
    全音葉メジャーセカンドです。鍵盤ならば、2つ進んだところです。
    3半音は、マイナーサードです。暗い響きを決める音程差です。コードを見分ける重要な音程です。
    4半音は、メジャーサードです。明るい響きを決める音程です。コードを見分ける重要な音程です。
  • マイナーは短音程です。メジャーは、長音亭です。
  • 5半音は、パーフェクトフォースです。完全音程になります。なぜ完全なのかというと、元の音と4度の音程差の音のおとの波形は近いもの、親戚のようなものなので、完全音程です。
  • 完全音程から半音上がると増音程です。全音上がると重増音程です。半音下がると減音程です。全音下がると、重減音程です。増音程はオーギュメントです。重増音程はダブルオーギュメントです。減音程はディミニッシュです。重減音程はダブルディミニッシュです。

音痴を改善

音痴を改善

音痴を改善する方法は、最初に結論をいきなり言いますが、楽器を1つ演奏しましょう。これで音痴は改善できます。

楽器を習う、もしく葉、いきなり自分で初めてもいいですが、楽器を初めて、いくらかの期間が過ぎると、急に音程が良くなります。それはなぜなのか。

1オクターブ内に12の音がありますが、この音を音として覚えているのかということです。12音の音の高さと幅を覚えているのかということです。耳で聞き音を把握して、頭で音を選択して、実際に音を出します。
基準の真ん中のAの音、ラを基準にして、音階スキーマが頭の中に出来上がっていないと、音程が取れません。楽器を練習していれば、自然と音痴は改善されていきます。逆に言えば、楽器を弾く人の中で、音痴を探すほうが、難しいことです。
高い楽器を買わなくても、キーボードは、1万も出せば、いいものがありますので、まずは、キーボードを買うか、ほかの楽器がよければ、ハーモニカとかウクレレとかでもいいでしょう。但し、音程楽器を選びましょう。個人的には鍵盤楽器がいいと思います。ドを押さえてドと歌い、レを押さえてレと歌う、押さえた鍵盤の音に合わせて歌うということです。音程が外れているか確認したい場合チューナーを使いましょう。

無料で練習したい場合は、スマホにピアノのアプリを入れて、同じように練習しましょう。但しこちらでは、楽器の上達は望めません。

音程を外さないためには

音程を外さないためには

音程を外してしまうことには、いくつかのパターンや理由があります。まとめておきます。

  1. 高い音の時に声が大きくなり、バックのオケが聞こえなくなります。この時に音程を外すことが多くなります。
  2. 自分の声に注意しすぎて、バンドの楽器の音を聞かないと、音程を外すことが多くなります。楽器に7~8割の意識を置くことが大事です。自分の声ばかりを聞いてしまうと、必ず音程を外します。外した音程は大体の場合、フラットします。正しい音程より低くなるということです。
  3. スケールの練習不足のために音程を外すことが多くなります。ラやシやミが低いことやファが高いことが多くなります。逆に言えばスケール練習をすればよいということです。
  4. はっきりと歌っていない場合に音程を外すことが多くなります。

では音程を外さないためにはどうするのかということですが。離れた音程に移動すると必ずしゃくりという現象が起こります。低い音から離れた高い音に行くとき、目的の音に入るのに少し低い音から入って音を探ってしまう現象です。これを防ぐには、練習の時に頭の中でその音を鳴らしてイメージしてから、実際に発音するということをします。いきなり音を出してはずしてしまうのを防げます。

和声の協和の響きの種類

和声の協和の響きの種類

和声、2音同時になった時の響き方、協和の種類をまとめておきます。2つの音がいろんな音程、音の距離で鳴った時に様々な響きの違いが起こります。和声の種類に協和というものがあります。2音同時に鳴るとき3タイプのサウンドに分かれます。

不協和音艇。不協和音程は、協和音程以外の音を言います。不協和音ですから、気持ちのいい響きではありませんが、使ってはいけないわけではありません。隣り合う音、半音で鳴らした音は、気持ち悪い音ですが、ホラーゲームなど不安や、恐怖を演出する音でよく使われています。むしろこうゆうケースでは、効果音は、不協和音が主になります。不協和音は、使ってはいけないようなイメージがありますがそれは違います。

協和音程。協和音程は、2つのグループに分かれます。完全協和音程と不完全協和音程に分かれます。完全協和音程は、完全1度と4度と5度と8度がそれに当たります。キレイに協和する、響きのいい音程です。不完全協和音程は、短3度、長3度、短6度、長6度がそれに当たります。これは、不協和音艇と完全協和音程の中間的な響きでしょう。

このように音程には、いろんな響き方をします。和声の協和にはいろいろな協和があることを知っておきましょう。

音程、表記の意味

音程、表記の意味

英語と日本語表記がややこしいので度数の書き方を説明する。理論、専門用語を理解しないと、行きずまるので、知っておいたほうがいい。

P1 m2 M2 m3 M3 P4 P5 m6 M6 m7 M7 P8

  • P1のPはperfectのPで完全音程のこと。完全1度のこと。P4 P5 P8も完全4度。完全5度、完全8度のこと。
  • 小文字のmはminorのmで短音程のこと。m2 m3 m6 m7 は短2度、短3度、短6度、短7度となる。
  • 大文字のMはmajorのMで長音程のこと。M2 M3 M6 M7 は長2度、長3度、長6度、長7度となる。
  • あと、augはaugmentの頭文字で増?度。
  • あと、dimはdiminishの頭文字で減?度。
  1. ドレミファソラシドの音程は、P1 M2 M3 P4 P5  M6 M7 P8 でマイナーの音程はない、これがCメジャースケール。ハ長調のこと。
  2. ラシドレミファソラの音程は、P1 M2 m3 P4 P5 m6 m7 P8 で、これがAマイナースケール。イ短調のこと。
  3. ドレミソラの音程は、P1 M2 M3 P5 M6 P8 で、これが、Cメジャーペンタトニックスケール。
  4. ラドレミソの音程は、P1 m3 P4 P5 m7 P8 で、これが、Aマイナーペンタトニックスケール。

音程?度、鍵盤上では何個目?

音程?度、鍵盤上では何個目?

  1. 1度は、鍵盤上同じ所。同度、ユニゾン。
  2. 2度は、半音1つ分、要するに鍵盤1つ進んだ所を短2度。鍵盤2つ進んだ所が長2度。
  3. 3度は、鍵盤3つ進んだ所を短3度。鍵盤4つ進んだ所が長3度、
  4. 4度は、鍵盤5つ進んだ所を完全4度。鍵盤6つ進んだ所が増4度。トライトーン。
  5. 5度は、鍵盤6つ進んだ所を減5度。鍵盤7つ進んだ所が完全5度。
  6. 6度は、鍵盤8つ進んだ所を短6度。鍵盤9つ進んだ所が長6度。
  7. 7度は、鍵盤10進んだ所が短7度。鍵盤11進んだ所が長7度。
  8. 8度は、鍵盤12進んだ所を完全8度。オクターブ。

トライトーン

トライトーン

key C を例にしてみたとき、4度の音は F 7度の音は B 。 F の音は半音下の E に進行したがる聴覚的性質を持つ。 B  は、半音上の C  に進行したがる聴覚的性質を持つ。この音の性質をトライトーンと言う。ダイアトニックコードの G7 が、 CM7 に解決したがるのは、このため。これを、プライマリードミナントと言う。

転回音程

転回音程

 転回とは、高低差のある音程の低い方の音を1オクターブ上に移動、または高い方の音を1オクターブ下に移動すること。その結果出来た音程を転回音程と言う。1度・2度・3度・4度・5度・6度・7度・8度、それぞれ転回すると8度・7度・6度・5度・4度・3度・2度・1度、になる。足すと必ず9になる。

追記

転回は高低差のある2音の上の音を1オクターブ下げるか、下の音を1オクターブあげるかの2通りです。

1度を転回すれば8度になります。転回前の音程と転回後の音程を足すと9度になります。ということは、2度は7度、3度は6度、4度は5度、5度は4度、6度は3度、7度は2度、8度は1度です。必ず足すと9度になります。転回音程は転回した結果出来た音程のことになります。
転回後のサウンドは、メジャーはマイナー、パーフェクトはパープェクトにマイナーはメジャーになります。オーギュメントはディミニッシュになり、ディミニッシュはオーギュメントになります。

転回前の音程はわかっているので、足すと9度になるので、必然的に転回後の音程はわかりますし、サウンドの変化も法則を知っていればすぐに出ます。たったこれだけのことですから、割と簡単です。

複音程

複音程

複音程とは、完全8度を超える音程のこと。9度・10度・11度・12度・13度・14度・15度・・・下の音をオクターブ上に転回して、それぞれ、2度・3度・4度・5度・6度・7度・8度 で音程を判定する。9度の音程を判定、m2になったらサウンドはそのまま元に戻す。したがって  m9となる。

追記

複音程は、完全8度を超える音程です。オクターブプラス単音程ということです。
9度、10度、11度、12度、13度、14度、15度ということです。数えるときは、7度プラスで考えないと1度ずれるので注意しましょう。ここが間違いやすいポイントです。
複音程のサウンドの見分け方は、下の音を1オクターブ上げて、サウンドを判定します。転回前のサウンドは、転回後のサウンドと同じです。

9度は2度なので、メジャーとマイナー、10度は、3度なのでメジャーとマイナー、11度と12度は、4度、5度なのでパーフェクトです。13度は6度なので、メジャーとマイナーです。14度は、7度なので、メジャーとマイナーです。15度は、8度なのでパーフェクトです。使うのは大体13度までです。13度以上は、実質、使う必要制がないので、覚えるのはテンションで多用される13度までです。

音程 6度と7度

音程 6度と7度

音程の6度と7度は長音程系で  ミ ファ と シ ド の半音箇所を1箇所含む6度と7度を長6度 ( M6 )、長7度( M7 )。2箇所ともに含む6度と7度を短6度( m6)、短7度( m7 )と言う。但し、変化記号が付く場合は、減ー短ー長ー増ー重増に変化する。

追記

音程のことを英語ではインターバルといいます。音楽においてインターバルは、夫も重要なものです。これを理解できないと、後の理論は全部理解するのが難しくなります。そのぐらい重要です。
音程の6度と7度は長音程系になります。鍵盤では、6度は、9個進んだ所になります。7度は鍵盤11個進んだ所になります.長音程は、半音狭くなると短音程、全音狭くなると減音程になります。半音広くなると、増音程になります。全音広くなると重増音程になります。ちなみに6度はドから数えればラです。7度はドから数えればシになります。

6度は、3度と同じく完全協和音程になります。7度は、2度と同じく不協和音帝になります。不協和だから使ってはいけないわけではありません。そうゆう響き方をするだけのことです。7度はコードの4和音の7番目の音で割と重要ですし、頻繁に出てくる音程なので、しっかり覚えましょう。