メジャースケールからコードを作る,ドレミファソラシドからコードを作る

メジャースケールからコードを作る,ドレミファソラシドからコードを作る

メジャースケールからコードを作る,ドレミファソラシドからコードを作るというと何をどうすればいいのかわからなくなります。1番わかりやすいのは、鍵盤があればわかりやすいのです。白鍵、白い鍵盤のドレミファソラシドがわかる人は、ドから初めて1つ飛ばしで白鍵をおせばコードです。コードCは、トミソです。この3つ、3和音を指をそのまま押してずらしていけば、ダイアトニックコードの完成です。もう1つ音を増やせば、CM7になります。ドミソシです。
KeyCのダイアトニックコードは、C Dm Em F G Am Bm-6です。鍵盤白鍵をずらしたさけですが、メジャーコードとマイナーコードとマイナーフラット5の3種類のコードが出来上がります。これはインターバルが違うからです。響きが変わります。
ここにセブンスが足されると更に複雑な音の響きになってきます。セブンスにもメジャーな響きとマイナーな響きがあります。これも音の距離の違い、インターバルの違いでそうなります。とりあえず、鍵盤があると音の距離がわかりやすいですし、鍵盤はなくても、スマホに鍵盤アプリを入れてみると音の距離がわかりやすいです。

鍵盤のトランスポーズ機能は…

鍵盤のトランスポーズ機能は…

アコースティック楽器のアップライトピアノやグランドピアノは、各Keyを押さえることをまなばないといけませんが、電子ピアノや電子キーボード、エレクトーンやハードシンセサイザーなどには、トランスポーズ機能があります。簡単に言えば、ギターのカポタストのようなことで、KeyCの押え方、白鍵だけの押え方で、12Key12Keyが出来てしまいます。しかしながら、演奏技法上、もし、トランスポーズ機能が壊れたり、トランスポーズ機能がそもそもない楽器、鍵盤を演奏しなければならないとき、非常に困ります。いざという時に困らないように、どの位置から始まってもドレミファソラシドが分かるようにしておきましょう。12Keyしかないのです。多いと思うのか少ないと思うかは、その人次第です。その中でもよく使うKeyも存在しますので実用に即して覚えましょう。鍵盤の押さえ方をおぼえましょう。コードの抑え方、転回系をもちろん把握します。分かりにくいときはとりあえず、コードのルート音だけ最初に押さえて見つけてしまいましょう。

Keyが分かれば、コードは、数字で覚える方法、ダイアトニックコードをローマ数字でⅠⅡⅢⅣⅤⅥⅦで把握すれば、Keyが変わっても大丈夫です。

ディグリーネーム 度数表記

ディグリーネーム 度数表記

ダイアトニックコードは、スケール上に積み重ねた7つのコードです。KeyCはドレミファソラシドです。7つのダイアトニックコードは、C Dm Em F G Am Bm-5です。この7つのコードにはそれぞれ機能があります。それが安定のトニック、不安定のドミナント、中間のサブドミナントの3種類があります。Keyが変わっても、この機能は同じです。同じですがKeyGだと、G Am Bm C D Em F#m-5です。これをいちいちルート音で把握すると覚えることは大変です。ここでローマ数字表記で数字で把握します。Keyが12KeyあってもⅠⅡⅢⅣⅤⅥⅦで把握します。普通に1234567で覚えてもいいです。
コード進行を度数表記で覚えていれば、1625ならば、どのKeyでも同じです。KeyCならば。C Am Dm Gです。KeyGならば、G Em Am Dです。どちらもディグリーネーム 度数表記ならば1625です。コードが違っていても機能と役割は全く同じなのです。Keyを変える場合に極めて便利でよく考えられた方法なのです。理解するのが少し難しいですが、だんだんと便利さが理解できてくるでしょう。コードネームで覚えるのではなく機能を優先して覚える方法です。作曲編曲にも便利な方法です。ダイアトニックコードを数字で表して、機能を把握しましょう。Keyが変っても数字で把握していれば、コードの役割が分かるようになります。

コード進行を把握するノンダイアトニックコードが出てきたら

コード進行を把握するノンダイアトニックコードが出てきたら

コード進行を把握するには、まずコードのことが分かっていないとどうしようもないので、コードのことは基本だけでいいので理解しておきましょう。メジャー、マイナー、オーギュメント、ディミニッシュなどのコードが分かるという前提です。

次に、ダイアトニックコードのことが分かるということです。ダイアトニックコードはKey上に作られる7つのコードです。メジャーキーのKeyCの場合、ドレミファソラシドですから、この音に1つ飛ばしで音を重ねていけば、ダイアトニックコードが出来上がります。C Dm Em F G Am Bm-5です。3和音ですが、もう1つ重ねれば4和音です。C Dm Em F G Am Bm-5をそれぞれ、番号を付けると、1234567です。更にⅠ Ⅱm Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm Ⅶm-5 になります。これはローマ数字表記です。
ではノンダイアトニックの中での重要性がある順に分けます。
1。ダイアトニックコードを少し変化させたもの。KeyCのC Dm Em F G Am Bm-5ならばC7 D7 E7 Fm Gm A7 B7とか少しだけ変化したもの。
2。マイナーキーからの借用。E♭やA♭やB♭など。Ⅲ♭Ⅵ♭Ⅶ♭など。
3。それ以外のすべて。数はたくさんありますが、上のもの以外です。

コード進行を覚えるにはナッシュビルコード

コード進行を覚えるにはナッシュビルコード

コード進行を覚えるには、まずコードのことが分かっていないとどうしようもないので、コードのことは基本だけでいいので理解しておきましょう。メジャー、マイナー、オーギュメント、ディミニッシュなどのコードが分かるという前提です。

  • 次に、ダイアトニックコードのことが分かるということです。ダイアトニックコードはKey上に作られる7つのコードです。メジャーキーのKeyCの場合、ドレミファソラシドですから、この音に1つ飛ばしで音を重ねていけば、ダイアトニックコードが出来上がります。C Dm Em F G Am Bm-5です。3和音ですが、もう1つ重ねれば4和音です。C Dm Em F G Am Bm-5をそれぞれ、番号を付けると、1234567です。更にⅠ Ⅱm Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm Ⅶm-5 になります。これはローマ数字表記です。
  • ここまでは理解できればKeyが変わっても1234567です。Ⅰ Ⅱm Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm Ⅶm-5 は同じなのでコード進行を数字で覚えます。いちいちコードを丸覚えするのではなく数字で進行を覚えるのです。ローマ数字で表されています。これを、ナッシュビルコードと言います。ディグリーとも言います。1234567でいいと思います、別にローマ数字にする必要はないと思いますので自由に使いましょう。

副和音を使ったコード付け

副和音を使ったコード付け

メロディーにコードを付けるまず最初は、3コードです。3コードは、ダイアトニックコードのⅠとⅣとⅤです。この3つでも十分成立しますが、ダイアトニックコードには残り4つのコードがあります。これらを副和音と言います。これらを3コードの代理コードとして使いますが。しかしダイアトニックコードだけで作る場合には、Ⅶm7-5は基本使わないことが多いです。使ってはいけないわけではありません。基本は、ダイアトニックコードの中の1~6を使って作ります。

  • Ⅰは、トニックです。これの代理になるものが、Ⅲmです。時にはドミナントの代わりをすることもあります。もう1つはⅥmです。構成音が近いものです。ただし、ⅢmからⅠへの進行はあまり使われません。聞こえ方だと思います。しかし絶対ダメというわけではありません。そうゆう使われ方が少ないというだけです。
  • Ⅳはサブドミナントです。これの代理になるものがⅡmです。構成音を見れば近いことがわかります。
  • Ⅴはドミナントです。これの代理になるものが、Ⅲmです。機能から代理になる場合と構成音から使う場合と両方があるので考えないといけません。Ⅶm7-5は、前術の通り、一応例外扱いとなります。

メロディにコードをつける3コードとダイアトニックコード

メロディにコードをつける3コードとダイアトニックコード

コードをメロディにつける場合にまず3コードでつけられるようにしましょう。これが基本の基本です。ダイアトニックコード葉スケール上にできるコードです。KeyCならば、ドレミファソラシドです。ここに和音を積み重ねて、C Dm Em F G Am Bm-5のコードが出来上がります。まずこのダイアトニックコードを使えば、おかしなことにはなりません。このダイアトニックコードのⅠとⅣとⅤの3つが3コードです。この3種類をまず使いましょう。

  • ではメロディにつけていく場合の大事な点は、1から7のコードディグリーを理解しているかということです。これがわからないと付けようがないので、ブログのコードのところを読み直してください。次にメロディとコードがあっているのかということ、コードチェンジの頻度、回数、場所が適切に行われているのかということです。
  • メロディがコードトーンと同じ音なのですがメロディが進むとコードトーンとは違う音が出できます。そのコードが支配する時間のうち半分以上がコード構成音の時違和感は出ません。違和感が出る前にコードチェンジだということです。コードチェンジの頻度ですが、長すぎるのも、音符ごとに区切るのも細かすぎますので、1小節に1~4個が適当な数字です。

コード進行の中でオーソドックスなもの

コード進行の中でオーソドックスなもの

コード進行の中でも、よく使われる、多用されるコード進行があります。基本的なものではありながら、発展させていくための、土台になり、覚えていれば役に立つものです。

  • 4度進行。4度進行は、ベーシックなコード進行です。非常に滑らかに繋がるコード進行です。KeyCにおけるダイアトニックコードは、C、DM、Em、F、G、Am、Bm-5ですが、4度の進行ですから、CからFとかDmからGとかEmからAmとかが4度進行です。CからFの場合ドミソの和音からファラドの和音に進行しますので、ミファの半音関係、トライトーンを1つ含んでいるので、そちらに進みたくなる音の響きになります。更に4度は、スムーズな進行が得られます。探せばいろんな曲に使用されているのを見つける事が出来るでしょう。
  • 下降型順次進行。KeyCにおけるダイアトニックコードは、C、DM、Em、F、G、Am、Bm-5ですが、順番に降りていくコード進行です。降りていくのは、コードの1番下の音です。C、G/B、Am、Am/G、Fというコード進行の場合に1番下の音がドシラソファと順番で降りて行きます。ベース音が順次下がって行きます。この進行はバラードに多用されるものです。この進行はバラードを作りやすいコード進行になります。探せばいろんな曲に使用されているのを見つける事が出来るでしょう。

基本の3コードがわかる5度圏、マイナーキー

基本の3コードがわかる5度圏、マイナーキー

5度圏の並びは、Cからスタートして、5度刻みで並んでいます。C G D A E B G♭( F#異名同音)D♭ A♭ E♭ B♭ Fです。これで1周します。これはメジャーキーの場合ですが、今度はマイナーキーの場合です。Am Em Bm F#m C#m G#m E♭m(D#m)B♭m Fm Cm Gm Dmこれで1周します。

  • KeyAmの時、当然トニックはAmです。サブドミナントのコードは5度下をみれば Dmです。ドミナントのコードは5度上のEmです。他のKeyも同じです。
  • KeyEmの場合は、トニックコードはEmです。サブドミナントのコードはAmです。ドミナントのコードはBmということになります。
  • KeyDmの場合は、トニックコードはDmです。サブドミナントのコードはGmです。ドミナントのコードはAmということになります。
  • KeyCmの場合は、トニックコードはCmです。サブドミナントのコードはFmです。ドミナントのコードはGmということになります。
  • KeyC#mの場合は、トニックコードはC#mです。サブドミナントのコードはF#mです。ドミナントのコードはG#mということになります。

このように5度圏を見ればすぐに、基本の3コードが出てきます。メジャーキーの他にマイナーキーの基本の3コードを把握すると、ダイアトニックコードの6つがすぐに出てきます。とりあえず、マイナーキーも5度上と5度下を意識していればいいです。

基本の3コードがわかる5度圏

基本の3コードがわかる5度圏

5度圏の並びは、Cからスタートして、5度刻みで並んでいます。C G D A E B G♭( F#異名同音)D♭ A♭ E♭ B♭ Fです。これで1周します。これはメジャーキーの場合ですが、

  • KeyCの時、当然トニックはCです。サブドミナントのコードは5度下をみればFです。ドミナントのコードは5度上のGです。他のKeyも同じです。
  • KeyGの場合は、トニックコードはGです。サブドミナントのコードはCです。ドミナントのコードはDということになります。
  • KeyFの場合は、トニックコードはFです。サブドミナントのコードはB♭です。ドミナントのコードはCということになります。
  • KeyE♭の場合は、トニックコードはE♭です。サブドミナントのコードはA♭です。ドミナントのコードはB♭ということになります。
  • KeyEの場合は、トニックコードはEです。サブドミナントのコードはAです。ドミナントのコードはBということになります。

このように5度圏を見ればすぐに、基本の3コードが出てきます。このメジャーキーのほかにマイナーキーの基本の3コードを把握すると、ダイアトニックコードの6つがすぐに出てきます。マイナーキーは、次回に続きます。とりあえず5度上と5度下を意識していればいいです