声帯の基本

声帯の基本

声帯(声を出す器官)の位置を把握しておきましょう。答えは、のどぼとけの奥のほうにあります。声帯と気管と肺はつながっています。声帯の周りは、声門と仮声帯と披裂軟骨と喉頭蓋結節からなります。といっても解りにくいので、解りやすく言えば、1対になった粘膜のひだです。呼吸しているときは、声帯はひらいていますが、声を出すときは、閉まって、肺からくる空気によって細かく振動します。この振動が声です。ではどう言った状態になった時にどんな声になるのかをまとめておきます。

  • 日常の使われる声域を、話声域といいます。、話声域はh上に狭い範囲しか使っていません。歌の場合は、低音域はある程度天性で決まります。高音域は、トレーニングで伸びます。
  • 大きい声は肺から押し出してくる空気の流れに対して、声帯を分厚くして、閉じた状態で、強い息を吐き出すと声は大きくなります。
  • 小さい声は大きい声とは逆に、声帯を薄くして、閉じた状態で。肺からくる空気を弱く、息を弱く吐くと、小さな声になります。
  • 低い声は声帯は閉じてはいるが、緊張せず緩めた状態で振動数が少なくなると、声は低くなります。男性の声帯は、分厚く長いので、それだけで声は低くなります。
  • 高い声は声帯が、非常にに緊張した状態で、閉じている場合、声帯の振動数が多くなると高い声が出ます。女性の声帯は、薄く、短いので、それだけで声は高くなります。

LFO、Low Frequency Oscillator

LFO、Low Frequency Oscillator

シンセサイザーのモジュールの1つである、LFOは、音に時間的な変化を与える。この変化を与えることを、モジュレーション(変調)をかけるといいます。LFOは、Low Frequency Oscillatorの略称で、日本語では低周波発信機と訳されるものです。低い周波数帯の音で尚且つ人間の耳に聞こえない周波数帯の音を出すもの。音が聞こえないので、オシレーターのように音の出発点には当然使えないが、他のモジュールにあてて、変化させるために使います。三角波、鋸波、矩形波などの波形を選んで、速度(RATE)と深さ(振幅)、デプスを調整する。周波数の早さと強さを選択する。他のモジュラーにモジュレーション(変調)をあたえるものをモジュレーションソースといいます。

オシレーターのピッチにLFOをかけた場合、ビブラートの状態になります。フィルターにLFOをかけた場合には、ワウの状態になります。アンプにLFOをかけた場合には、トレモロになります。

シンセサイザーの鍵盤もモジュレーションソースです。鍵盤は速く押したときと遅く押した時のベロシティーの値をコントロールしています。アフタータッチと言って、更に強く押し込んだ時の変化を与えます。左横に付いている、モジュレーションホイールは。LFOのデプスを変化させます。ピッチベンドホイールは、オシレーターの音程を変化させるものです。

D.S. ダルセーニョ

D.S. ダルセーニョ

楽譜があって中に書いてある曲がある程度進行したところで、D.S.という記号が出てくる。これは何なのか?。この記号が出てくるより前の部分、楽譜の中に必ず、Sに斜め線の入った文字がある。D.S.が出てきたらこの記号はSに斜め線の入った文字までもどって演奏、歌いなさいという記号。じゃあまた演奏して、D.S.に来たら繰り返しになるじゃないか?。どこで終わるのか?。

同じような効果の記号に、小節線の前に点々が2つ : こうゆうのが付いている。これは今演奏、歌ったところまでをもう1度だけ繰り返しという記号。リピートサイン。

もう1つ。D.S.とよく似た記号で、D.C.というのがある。この記号は、最初、頭まで戻ってもう1度という記号。似た記号なので注意すること。

じゃあどこで終わるのか、その答えは、曲の終わりには、Fineという記号が書いてあるここが曲の終わり。また曲の大きな区切りのところに縦線2本の複縦線があるが、終わりの時の複縦線は右側が太く濃く書かれている。繰返し記号がたくさんあると。わかりにくいので注意する。D.S.はダルセーニョ。Sに斜め線の入った文字はセーニョ。D.C.はダ・カーポ。

ハーモニカの種類

ハーモニカの種類

意外と知らないハーモニカの種類についてまとめてみたいと思います。

  • シングルハーモニカ。シングルハーモニカは幼稚園や小学校で使われていたハーモニカ。穴が1列だけのハーモニカ。ハーモニカというとこれを思い浮かべる人が多い。
  • 複音ハーモニカ。複音ハーモニカは、シングルハーモニカが1列だけなのに対して、2列になっているハーモニカ。2段になっているハーモニカで趣味で使うハーモニカはこれ。穴の数の多いもの、音域の広いものなどもある。
  • テンホールズハーモニカ。テンホールズハーモニカは、穴が10個のハーモニカ。ミュージシャンが首に金具をかけて口の前に固定して、ギターを弾きながら吹いているハーモニカはこれ。ブルースハープと言う。
  • クロマチックハーモニカ。クロマチックハーモニカは、クロマチックと言うように、クロマチックスケール、半音階が出せるハーモニカ。他のハーモニカはkeyが決まっているので1つでいろんな調は出せませんが、クロマチックハーモニカは1つあればすべての調が出せる。プロのハーモニカ奏者の人が使っているハーモニカはこれです。サイドにレバーが付いていて、穴の配列の切り替えをすることができます。

クロマチックハーモニカ以外のハーモニカは、1つの調だけしか出ないので、その調にあったハーモニカを買わないといけません。すべてのkeyを吹こうと思えば、すべてのkeyのハーモニカをそろえないといけません。

チューナーの種類

チューナーの種類

チューナーは音を合わせるものですが、大きく分けて種類が2種類あります。それぞれについて説明します。

まず1つ目はクロマティックチューナー。クロマティックチューナーは、クロマチックと言っているように、12音、ドド#レレ#ミファファ#ソソ#ララ#シド、全ての音に反応する。従ってどんな楽器のチューニングにも対応できる、万能で使用範囲の広いチューナー。フルートやクラリネットなどは、クロマティックチューナーでないと難しい。管楽器はクロマティックチューナーでないと無理だろう。シャープやフラットの音があるものは、クロマティックチューナーでチューニング。また楽器を、複数種類演奏する人もクロマティックチューナー1つあれば良い。

もう一つはギターチューナー。ギターチューナーはギター専用のチューナーなので、基本的には、ギターのノーマルチューニングの音、ミラレソシミ、EADGBEのみ合わせられるチューナーです。変わったチューニングを試そうとしてもダメな場合もある。

ギターのクリップチューナーはクロマティックチューナーなので、クロマティックチューナーがあればどんな楽器でもチューニング可能なので便利が良い。ギターチューナーよりクロマティックチューナーのほうが良い。

エイジング

エイジング

エイジングとはヘッドフォンなどが、新しく購入したとき、新品の時より、実際に使っていくうちに、またはならしの期間、音を鳴らし続ける(何百時間)うちに音が良くなるというもの。

ギターなんかも、ギタリストの人がよく言われるのは弾いているうちにギターが育つという表現をする。ギターのメーカーの中には、完成したギターに爆音を鳴らして、聞かせ続けるといったことをするところもある。どのぐらいの時間かはわかりませんが。

オーディオメーカーによっても、全く関係ないというところもあれば、その機器のもつ素材の良さを引き出せる、素材の持ついい音が出せるといっているところもある。

技術者の人が、研究した結果を言えば、あるヘッドフォンを1000時間、エイジングして音のチェックをしてみたところ、音は耳で聞いてみて明らかに変わっているとのこと。尚且つ、周波数をデジタルモニタリングしてみても明らかに音、周波数が変わっているのは間違いない。まだ先があって、その変わった音が、音質が良くなったのか悪くなったのかわからないとのこと。音は確かに変わるがその変わった音が良いか悪いかは聞く人の主観であり、エイジングというものに関しては意見は真っ二つに割れている。

エンベロープジェネレーター

エンベロープジェネレーター

Envelope Generatorは、ADSRの数値をコントロールすることで、音の時間的変化を与えるモジュラー。エンベロープジェネレーター単体ではなく、他のモジュラーとの組み合わせによって値をコントロールして音を変化させていくモジュラー。いろんなつまみの入力信号の変化やシンセサイザーのキーボードの入力信号の強弱が伝わるのもエンベロープジェネレーターのおかげである。エンベロープジェネレーターの信号は音の信号ではなくコントロールするための信号である。つなぐ先は様々、アンプやオシレーターやフィルター。

  • まずはアンプ。アンプは音量、ボリュームの上げ下げをする。入力信号の振幅を上げ下げをするモジュラー。楽器用のアンプと同じ。このアンプにエンベロープジェネレーターを繋いで入力信号の強弱をコントロールすることで音色を変える。
  • オシレーターに繫ぐ場合は、オシレーターの音程、ピッチ、オシレーターから出る音の周波数にエンベロープジェネレーターでモジュレーションをかけて、時間的変化を与え、音を変化させていく。
  • フィルターに繋いだ時は音の明るさを変える。カットオフ周波数を時間的に変化させていく。

変化させるつまみは、基本的にADSR、アタックタイム、ディケイタイム、サスティーンレベル、リリースタイムの4項目だが、1つしかないものなどがあるので、シンセサイザーによりけり。

MIDIとオーディオ

MIDIとオーディオ

DTM・DAWはコンピューターを使って音楽を製作するのだが、デスクトップとは机の上、コンピューターでの作業スペースをデスクトップという。WindowsもMacも同じ。キーボードやシンセサイザー、オーディオインターフェイス、マイク、ミキサーやモニタースピーカー、ヘッドフォン、エレキギターやベース、アンプなど総合的に音楽制作環境を構築していく。

そこで出てくるのがMIDIという言葉。なんだかよくわからない。MIDIはMusical Instrument Digital Interfaceの略称。これはパソコンとシンセサイザーや電子楽器の信号をやりとりするときの規格といっても解からない。

要するに音楽、音そのものではなく、楽器をどのくらいの強さでどのくらいの長さ、どの高さで弾いたのかの演奏情報だけをやり取りする企画。要するにおたまじゃくしの楽譜に近い。、DTM・DAWソフトが判断する楽器をどのくらいの強さでどのくらいの長さ、どの高さで弾けという命令、演奏情報、楽譜ということです。

MIDIデータと対称的なデータがオーディオデータ。オーディオデータは音を録音したそのもの。MIDIデータはデータ量が少ないがオーディオデータはデータ量が非常に大きい。

ADSR

ADSR

楽器の鳴らし始めてから音が完全に消えるまでの一連の動きを表したものがADSR。それではAとDとSとRをそれぞれ説明する。

  • AはAttackの頭文字Aのことです。ではAttackとは何なのか?。これはAttack Time,すなわち音の立ち上がってから、鍵盤なら鍵盤を押してから、レベルが1番大きくなるまで、MAXに達するまでの時間。この値が小さいと音の立ち上がりは速く素早くMAXまで立ち上がり、この値が大きいとMAXまで緩やかに立ち上がる。
  • DはDecay Timeの頭文字D。Decay Timeは、MAXから音が減衰して一定のところに達するまでの時間。そこまでのかかる時間の値。
  • SはSustain LevelのS。楽器の音色音量の変化が出だしのところからピークを過ぎて落ち着く。音はこうゆう動きをとる。サステインレベルは音が減衰した後の一定区間の落ち着き、そのレベルの値。ディケイタイムを過ぎてから、鍵盤から指を離す間のレベル。ギター、ドラム、ピアノなどは音が自然と消えるものはサステインレベルが小さく、オルガンやバイオリンなど鳴り続けるものは大きくなる。
  • RはReleaseのR。鍵盤から指を話してから音が消えるまで、完全に0になるまでの時間。これをわかりやすく言うと、余韻である。

Attack Decay Sustain Release 略してADSRと言う。

メジャーペンタトニックスケールの本当のところ

メジャーペンタトニックスケールの本当のところ

まずメジャーペンタトニックスケールとは、構成音は、KeyがCの時、C D E G A,ド レ ミ ソ ラの5音でできた5音音階。Cメジャースケールの4番目の音、f、ファと7番目の音、B、シの音が出てこないもの。これを日本的に言うと、よなぬき、四七抜き音階という。昔、明治時代にCメジャースケール、ドレミファソラシをヒフミヨイムナと言っていたものから、ヨとナを抜いているのでヨナ抜き音階という。
これ、まちがいではないが、正しくもない。

音階は、何かの法則にのっとって階段状に並べられている。クロマティックスケールならば、短2度、半音で並べられている。C C# D D# E F F# G G# A A# B C。12音音階。
ホールトーンスケールは全て長2度、全音で並べられている。C D E F# G# A#(B♭) C。6音音階。

では、メジャーペンタトニックスケールはどんな法則で並んでいるのか?。まずC D E G A,ド レ ミ ソ ラを並べ替えてみる。C G D A E、ド ソ レ ラ ミ。これどうゆうことかというと、ドの5度上の音はソ、ソの5度上の音はレ、レの5度上の音はラ、ラの5度上の音はミ、となる。したがって、完全5度の音程で並べられている、5音の音階ということになる。
有名なメジャーペンタトニックスケールの曲は、LET IT BE、蛍の光、アリラン、AMAZING GRACE、など。
更に、ミの5度上の音はシ、シの5度上の音はファである。ピンと来た人は、合格。