ペンタトニックスケールの省かれた音
ペンタトニックスケールに、メジャーペンタトニックスケールとマイナーペンタトニックスケールというものがあります。
ペンタとは5のことで5音からできた音階、スケールです。スケールは、12平均律の12音の中からどの音と音を使って演奏するのか、ということです。
まずどうやって5音を選択するのか。
まずメジャーダイアトニックスケールを基軸にして考えます。メジャースケールはKeyCの場合には、ドレミファソラシドですが、ここから2音取り除きますが、どの音を除くのかということですが、4度と7度を除きます。Cのメジャーペンタトニックスケールはドレミソラになります。
ではなぜ、4度と7度を抜くのか。長3度のミと完全4度のファは半音です。長7度のシと完全8度のドも半音です。この半音部分がコード進行とソロ演奏などで不協和音を生むことがあるので省きます。省いてしまえば、汚い聞こえ方をすることが防げるからです。ソロがやりやすくなるということです。
ナチュラルマイナーダイアトニックスケールは、Cのナチュラルマイナースケール、ラシドレミファソラですが、これをCのマイナーペンタトニックスケールにするのも同じ理由で2度と6度を省きます。やっていることは全くメジャーペンタトニックスケールと同じです。ラドレミソになります。