ドラム、リズムパターン、サンバ。

ドラム、リズムパターン、サンバ。

フィルはリズムパターンの間をうずめるものです。しかし基本のリズムパターンはどうゆう風になっているのか、簡単なパターン、基本のパターンからその構成を見ていきましょう。ラテン系の、ボサノバやサンバのリズムパターンの構成はどのようになっているのでしょう。まずはサンバのリズムからです。

  • ラテン系のリズムですが、サンバを構成する楽器は様々ありますがそれをドラムセットでどう表現するのかということです。
  • 右足バスドラム、左足ハイハットですが、2拍のリズムで、1拍目は、右足バスドラム8分音符、左足ハイハット16分音符、右足バスドラム16分音符。2拍目は右足バスドラム8分音符、左足ハイハット8分音符です。タンタタ タンタンです。音でいうとタンツタ タンツです。
  • 両手でハイハットを16分で刻み、この場合左足は踏まなくてよい。右足バスドラムは同じで、タンンタ タンウンです。これでもいいです。
  • 両足を踏みながら、両手の叩く場所を変えていくだけで、様々なパターンが生まれます。さらにサンバらしい音は、リムショットをスネアでもタムでもいいので入れていくということです。この音でサンバらしくなります。かなり多用されます。

2拍フィルイン

2拍フィルイン

フィルはドラムのリズムパターンの間をうずめるおかずです。基本のビートの間に入れます。盛り上げたり盛り下げたり様々な方向性を加えるものです。フィルの基礎の基礎、1拍のフィルインです。4分の4拍子でタンタンタンタンで4拍です。この1拍タンの部分に4分音符なら1つ、8分音符なら2つ16分音符ならば4つです。16分音符4つ、タカタカをフィルにします。表拍が右手裏拍が左手です。
3拍まではリズムパターンで、4拍目がフィルです。この4拍目を様々に叩きます。
16分音符4つ、タカタカです。4つすべて叩きます。
16分音符1つ、16分休符1つ、16分音符2つです。タウタタです。
16分音符2つ、16分休符1つ、16分音符1つです。タタウタです。
16分音符3つ、16分休符1つです。タタタウです。
16分休符1つ、16分音符3つです。ウタタタです。頭が休符の場合は変則的です。
16分音符1つ、16分休符1つ、16分音符1つ、16分休符1つです。タウタウです。
16分休符1つ、16分音符1つ、16分休符1つ、16分音符1つです。ウタウタです。
16分音符1つ、16分休符1つ、16分休符1つ、16分音符1つ、です。タウウタです。
これだけでもかなりのパターンがあります。
これを2拍分叩きますので、タカタカ タカタカです。叩く場所は最初はスネアだけにしましょう。1拍2拍3拍4拍の3と4がフィルです。1 2 タカタカ タカタカ です。

タムを使ったフィルイン

タムを使ったフィルイン

フィルはドラムのリズムパターンの間をうずめるおかずです。基本のビートの間に入れます。盛り上げたり盛り下げたり様々な方向性を加えるものです。フィルの基礎の基礎、1拍のフィルインです。4分の4拍子でタンタンタンタンで4拍です。この1拍タンの部分に4分音符なら1つ、8分音符なら2つ16分音符ならば4つです。16分音符4つ、タカタカをフィルにします。表拍が右手裏拍が左手です。
3拍まではリズムパターンで、4拍目がフィルです。この4拍目を様々に叩きます。
16分音符4つ、タカタカです。4つすべて叩きます。
?16分音符1つ、16分休符1つ、16分音符2つです。タウタタです。
16分音符2つ、16分休符1つ、16分音符1つです。タタウタです。
16分音符3つ、16分休符1つです。タタタウです。
16分休符1つ、16分音符3つです。ウタタタです。頭が休符の場合は変則的です。
16分音符1つ、16分休符1つ、16分音符1つ、16分休符1つです。タウタウです。
16分休符1つ、16分音符1つ、16分休符1つ、16分音符1つです。ウタウタです。
16分音符1つ、16分休符1つ、16分休符1つ、16分音符1つ、です。タウウタです。
これだけでもかなりのパターンがあります。
1拍フィルインの叩く場所を、スネアだけでなく、フロアタム、ハイタム、ロータム、様々なところを自由にたたき分けます。スネア、タム、どこでもいいということです。ただし、フィルの後は、クラッシュシンバルを入れたほうがいいです。

ドラムのフィルインの注意点

ドラムのフィルインの注意点

ドラムのフィルはおかずです。フィルの種類は無限にあります。セクションの変わり目や曲の頭やさびの前などの盛り上げに入れるものです。リズムパターンの間に入れていきます。気を付けるべきポイントがいくつかあります。以下のことに気を付けましょう。主に3つのことが重要です。

  • テンポが狂う。リズムパターンは同じことを繰り返すので、テンポがあいますが、フィルは手順が複雑なために、テンポが、走ったり、もたったり、必ずします。フィルの部分の、テンポが狂わないように、メトロノームで練習しましょう。
  • 1番大事なことですが、フィルの手順、右手左手の順番を、決めましょう。毎回叩く手順が違う場合には、上達が、遅れていきます。かならず、手順をきめましょう。叩く順番を決めているほうが、最初のころは、上達が早くなります。手順をしっかり把握しているほうが、上達の近道になります。
  • はっきり音を出しましょう。手順が複雑になると、なんとなく叩いてしまい、音の粒がそろわず、音が弱いことがあります。弱い部分やリズムの拠れる部分がはっきりわかります。はっきり叩いたほうが上達には、プラスです。しっかり音を出して、叩きましょう。

歌の練習で気を付けましょう

歌の練習で気を付けましょう

歌を練習するときに、以下の点に気を付けましょう。基礎の基礎ですがとても大事です。

  • 鍵盤を用意して、音、音程を確認して練習しましょう。楽器を練習することも、音程がとれるようになるものです。スマホの鍵盤アプリでも問題ないです。鍵盤は音程を外しませんが人間は外すので、確認しながら練習をしましょう。
  • 自分の声を録音して聞きましょう。客観的に外から聞くと自分の声がよくわかります。第三者の観点で、聞いてみましょう。スマホでいいので録音しましょう。
  • アーティストの本物の音源を聞きこみましょう。勉強になりますし、差がよくわかります。正確で正しい発声が確認できます。上手な人の音源を、数多く聞きましょう。
  • 無理な高音や、出ないKeyはやめましょう。喉を傷めます。自分のKeyをしっかり把握しましょう。無理のないKeyの選択をしましょう。今の限界以上を出すのは、トラブルのもとになります。
  • 1番大事なのは音程よりも、実は、リズムです。音楽では、1番重要なのはリズムです。メトロノームでもいいですし、ドラムパターンでもいいですし、テンポがしっかりするようにしましょう。体にリズムが入るとそれだけでかっこよくなります。

シャッフルとは

シャッフルとは

はねたリズムです。シャッフルとハーフシャッフルというビートがあります。まずはシャッフルビートの説明からです。

  • シャッフルというものがあります。8分音符2つを、3連符に当てはめて、3連符の真ん中は休みです。これではわかりづらいので簡単に説明しますと、8分音符2つでタカですが、これがタッカになります。タカタカタカタカで8ビートとですが、シャッフルビートは、タッカタッカタッカタッカです。タタタタタタタタタタタタと3連符が流れていると考えて、真ん中を抜きましょう。3連符の1つ目と3つ目に置き換えましょう。頭の部分葉おなじですが、裏の音の位置が変わります。
  • タタタタタタタタタタタタの3連の真ん中を抜いて叩けばいいのです。はねたリズムです。jazzにも繋がってきます。譜面上では、同じようにかかれますが、冒頭に記号が示されています。8分3連の真ん中が休符のマークがついています。この記号がある場合には、イーブンではなく、シャッフルにしないといけません。テンポを遅くして叩きましょう。ゆっくりから練習しましょう。フィル、フィルインの部分も同じく、3連に当てはめて叩くことになるので、普通の8ビートとは違います。

16ビートのバスドラムの位置

16ビートのバスドラムの位置

ドラムのリズムパターン、16ビートのバスドラムの位置についての解説です。
まず右手は、ハイハットを8分で刻みます。13579111315で叩きます。左手はスネアドラムを5と13で叩きます。これは8ビートです。8ビートでいえば12345678で右手ハイハットを刻み、3と7で左手スネアドラムを叩きます。ここから足の位置です。バスドラムを踏む位置です。

  • 16ビートですから、12345678910111213141516ですが、このどの位置に右脚、バスドラムを入れればいいのでしょう。簡単に言えばどの位置に入れても自由です。自由ですが、16分のノリを感じるためには、セオリーがあります。16分の裏の音が重要です。裏の音がとても大事です。
    4分の裏は5と13です。
    8分裏は371115です。8分裏があるので8分を感じます。
    16分裏は246810121416です。この位置が重要です。
  • 基本的に16分の裏の位置に入れて入れば、16分に感じられます。4分の位置や8分の位置では、16分のノリになりません。16分裏があるので16分を感じます。
  • 裏を強く意識していればいいということです。DTMでのドラムの打ち込みなどでも、音の位置を理解していると、ノリを作るのに役立ちます。8分のノリ、16分のノリを自在にコントロール出来ます。

バッキングパターン

バッキングパターン

バッキングパターンの基本パターンをまとめます。
4ビートです。4分音符4つです。タンタンタンタンです。4分音符が基本ですが、ただ4分音符を鳴らすだけではなく、スタッカートを使い音を短く切ります。スタッカートを使うほうが実践的でしょう。

8ビートです。8分音符8つです。タカタカタカタカです。2拍目と4拍目を強調します。ギターなどでは、4分音符1つ、8分音符6個でタンタカタカタカなど様々な組み合わせがあります。8分音符だけということはありません。組み合わせです。4分音符などが実際はからんできます。

16ビートです。16分音符16個です。タカタカ タカタカ タカタカ タカタカです。16分音符16個だけというのは、実践的ではありません。これも8分音符が絡みます。タンタカ タカタカ タカタカ タンタカなどのパターンになります。8分音符 16分音符12つ 16分音符14つ 16分音符14つ 8分音符 16分音符12つなどになります。16ビートは早いのでリズムがとりづらいので、メトロノームは遅くして練習するようにしましょう。

さまざまなバリエーションがあります。いろんなものを聞いたほうが早いと思います。また動画などを見たほうが理解が早いでしょう。

曲の始め方、ドラムのカウント

曲の始め方、ドラムのカウント

曲の始め方、曲の入りですが、いろいろなパターンがあります。これをカウントといいます。基本ドラマーが出す場合が多いですが、他の楽器のメンバーが出す場合もあります。4分の4拍子は、1234で、4つカウントです。4分の3拍子は123でカウントは3つです。ダブルカウントは、1ウン2ウン1234という方法もあります。ダブルカウントは、ものすごく緩い曲もしくは速い曲の場合にテンポに対してメンバー全員の曲の最初のリズムが合いやすい利点があります。安定感があります。以下のようなカウント法があります。

  • ドラムのスティック同士を叩いてカウント。これが静かなカウントです。
  • クローズドハイハットを叩くカウント。まあまあ静かなカウントです。
  • オープンハイハット。これはうるさくなります。曲の種類を考えないと合わなくなります。
  • オープンハイハットとチャイナシンバル。両手で叩くカウントで、うるさい曲しか合いません。曲を選びます。
  • 激しく、うるさい曲で、静かなカウントは、問題ありませんが、静かな曲でうるさいカウントは、使えません。
  • カウントとそれに続けてドラムのフィルインから入る場合もあります。
  • 1拍で始める場合もあります。スネア1発などです。

手足交互、手足コンピネーション

手足交互、手足コンピネーション

シンプルで、効果のある、ドラムの練習で、手足を交互に動かす練習をしましょう。右手はスネアドラムです。右足はバスドラムです。手足手足手足手足と交互叩くだけです。単純です。これを交互にまずは8分で叩きます。慣れたら16分で叩きます。16分では倍のスピードになるので、メトロノームを使い、ゆっくりから叩いて、慣れたら速くしていきます。メトロノームをきっちり使うのがベストでしょう。テンポが速すぎると叩き方にごまかしがうまれるので、まずゆっくりから、叩くようにしましょう。

  • 慣れたら、右手を、色んな所を叩きましょう。タムでもいいですし、シンバルでもいいです。いろんな所を叩けるようになったら、左手を右手と同じタイミングで叩きます。同じ所でもいいですし、別の所でもいいです。左手はフラムの状態になります。
  • 手と足を交互に動かすのは、基本ですが、応用範囲の広い大事な動きです。同時に叩く右手、左手は音量も増しますし、フラムは音圧、スピード感、迫力ともに加わります。非常に効果的な練習です。
    手足交互に、さまざまなものをくわえるだけで、バリエーションが増えていきます。リズムパターンや、フィルインにも応用できます。