メジャーコードはとりあえず覚えよう

メジャーコードはとりあえず覚えよう

メジャーコードはとりあえず、12Key覚えてしまいましょう。3和音を覚えてしまいましょう。12のメジャーコードの押さえ方は前に書きましたが、おさらいとさらに便利な方法です。

  • まず、Cです。Cメジャーですが、3和音は、ドミソを押さえます。この指の幅の間隔を保ったまま、鍵盤を1つずつ、ずらせば12のメジャーコードは出来ますが、それではわかりづらいので、覚えることは、C、ドミソは、白鍵白鍵白鍵です。全部白鍵です。
  • C#メジャーは、ド#ファソ#です。黒鍵白鍵黒鍵です。D♭メジャーも同じことです。以下フラット表記は、省きます。
  • Dメジャーは、レファ#ラです。白鍵黒鍵白鍵です。
  • D#メジャーは、レ#ソラ#です。黒鍵白鍵黒鍵です。
  • Eメジャーは、ミソ#シです。白鍵黒鍵白鍵です。
  • Fメジャーは、ファラドです。白鍵白鍵白鍵です。
  • F#メジャーは、ファ#ラ#ド#です。黒鍵黒鍵黒鍵です。
  • Gメジャーは、ソシレです。白鍵白鍵白鍵です。
  • G#メジャーは、ソ#ドレ#です。黒鍵白鍵黒鍵です。
  • Aメジャーは、ラド#ミです。白鍵黒鍵白鍵です。
  • A#メジャーは、ラ#レファです。黒鍵白鍵白鍵です。
  • Bメジャーは、シレ#ファ#です。白鍵黒鍵黒鍵です。

ではここからですが、マイナーコードが出てきた場合に、ルート音プラス短三度上のメジャーコードです。わかりやすくCm7は、ルート音ドと短三度上のD#メジャー、レ#ソラ#です。これが分かると便利です。だから、メジャーコードだけは、全部丸暗記しましょう。

鍵盤のトランスポーズ機能は…

鍵盤のトランスポーズ機能は…

アコースティック楽器のアップライトピアノやグランドピアノは、各Keyを押さえることをまなばないといけませんが、電子ピアノや電子キーボード、エレクトーンやハードシンセサイザーなどには、トランスポーズ機能があります。簡単に言えば、ギターのカポタストのようなことで、KeyCの押え方、白鍵だけの押え方で、12Key12Keyが出来てしまいます。しかしながら、演奏技法上、もし、トランスポーズ機能が壊れたり、トランスポーズ機能がそもそもない楽器、鍵盤を演奏しなければならないとき、非常に困ります。いざという時に困らないように、どの位置から始まってもドレミファソラシドが分かるようにしておきましょう。12Keyしかないのです。多いと思うのか少ないと思うかは、その人次第です。その中でもよく使うKeyも存在しますので実用に即して覚えましょう。鍵盤の押さえ方をおぼえましょう。コードの抑え方、転回系をもちろん把握します。分かりにくいときはとりあえず、コードのルート音だけ最初に押さえて見つけてしまいましょう。

Keyが分かれば、コードは、数字で覚える方法、ダイアトニックコードをローマ数字でⅠⅡⅢⅣⅤⅥⅦで把握すれば、Keyが変わっても大丈夫です。

コードを瞬時に把握する練習

コードを瞬時に把握する練習

コードは、和音のことです。音を3つ以上重ねて弾くことです。鍵盤上で、コードCならば、ドミソが構成音ですが、極端に言えば鍵盤上のドミソならどこの音を弾いてもコードCです。しかし基本的に離れ過ぎていれば、片手では届きませんし、使う音の高さもあります。ここで転回系が出てきます。ミソドとソドミです。ここで練習していく方法は、以下のようになります。

  • まずドミソ。上に上がります。次にミソド。次にソドミ。そして上のドミソ。今度は下に下がります。次にソドミ。次にミソド。ドミソに戻ります。これを繰り返します。これで転回系が把握できるようになります。違う種類のコードも同じようにして練習します。コードFならばどうなのかというと、まずファラド。上に上がります。次にラドファ。次にドファラ。そして上のファラド。今度は下に下がります。次にドファラ。次にラドファ。ファラドに戻ります。これを繰り返します。これで転回系が把握できるようになります。
  • 和音の構成音が理解できていないといけません。転回系が使えないと、移動距離が大きくなってしまいます。ルート音が1番下のもの以外にこの練習をしておけば、大体のコードは、押さえるところがすぐにわかるようになります。

コード伴奏のバリエーション、右手

コード伴奏のバリエーション、右手

コード伴奏の初歩の初歩から、カノン進行ならば、C G Am Em F C F Gです。
 基本中の基本は、3和音のコードを右手で全音符弾くということです。1番簡単なものですが大事です。3和音のコードは、トライアドと言います。Cならば、ドミソの和音のことです。コードの仕組みがちゃんとわかるほうが、より理解度は深まるので、コードが分からない場合は、コードの項目を参照してください。次は、これを4分音符にします。1小節を1234の4回弾きます。右手で4回コードを弾きます。ここから更に左手を使います。右手はトライアドのコードを4分音符で弾きながら、左手は、全音符でコードのルート音を1オクターブから2オクターブ下で弾きます。右手がトライアドのコードを1小節に4回弾き、左手はルート音のベースを全音符で1回弾きます。コードとベースということです。ここまででもちゃんと成立します。この方法でほとんどの曲が演奏可能になります。コード伴奏の基本の基本です。

今度は右手のコードのバリエーションを増やします。コードを分散和音にしてばらして弾きます。ルート音を裏で弾きます。ドミソの和音を4拍弾いていたのを、8分裏にルート音を鳴らして、ミソ、ド、ミソ、ド、ミソ、ド、ミソ、ドにします。更にオクターブユニゾンでルート音を重ねて音を分厚くします。盛り上がりを表現出来ます。

コード伴奏のバリエーション、左手

コード伴奏のバリエーション、左手

コード伴奏の初歩の初歩から、カノン進行ならば、C G Am Em F C F Gです。
 基本中の基本は、3和音のコードを右手で全音符弾くということです。1番簡単なものですが大事です。3和音のコードは、トライアドと言います。Cならば、ドミソの和音のことです。コードの仕組みがちゃんとわかるほうが、より理解度は深まるので、コードが分からない場合は、コードの項目を参照してください。次は、これを4分音符にします。1小節を1234の4回弾きます。右手で4回コードを弾きます。ここから更に左手を使います。右手はトライアドのコードを4分音符で弾きながら、左手は、全音符でコードのルート音を1オクターブから2オクターブ下で弾きます。右手がトライアドのコードを1小節に4回弾き、左手はルート音のベースを全音符で1回弾きます。コードとベースということです。ここまででもちゃんと成立します。この方法でほとんどの曲が演奏可能になります。コード伴奏の基本の基本です。
ここから、左手のベースのバリエーションを増やします。2拍か4拍目の裏、8分裏に5度の音を入れます。5度から弾くのではなく、間に5度の音を少し入れていくということです。タンタカタンタンとかタンタンタンタカになります。ベース音をルート音と5度に増やしていきます。ベースの初歩の初歩です。さらにルート音のオクターブ上を重ねる、オクターブユニゾンで音を分厚くします。

コード伴奏の初歩、転回

コード伴奏の初歩、転回

コード伴奏の初歩の初歩での弾き方では、鍵盤上の左右の動きが多いので、なるべくコンパクトにするというやり方になります。あまりにも音が上下に移動するのは、無駄な動きが多いということになるので、スマートに、省エネルギーで弾きましょう。弾き方は同じで、カノン進行ならば、C G Am Em F C F Gです。右手はトライアドのコードを4分音符で弾きながら、左手は、全音符でコードのルート音を1オクターブから2オクターブ下で弾きます。右手がトライアドのコードを1小節に4回弾き、左手はルート音のベースを全音符で1回弾きます。コードとベースということです。
Cドミソからソシレではなくシレソにします。次は、ラドミではなくドミラにします。次は、ミソシではなくシミソにします。次はファラドではなくドファラになります。次はドミソ、ドファラ、シレソです。左右の動きを小さくするために転回するということです。コードの1番上の音は耳に残るので、ここがあまり極端に上下に移動したりするのは、良くないとなっています。トップ音の動きが美しいほうがより良いということです。コードの構成音の一番高い音が、メロディーの音のように聞こえます。

コード伴奏の初歩の初歩

コード伴奏の初歩の初歩

基本が分かるとすべての曲の伴奏だけなら弾けるようになる便利なものです。曲のコード進行は、ネットで調べると様々なものが出てきます。但しギターのボイシングと鍵盤のボイシングの違いがありますが、基本は同じことです。ここでは鍵盤での説明です。カノン進行ならば、C G Am Em F C F Gです。
基本中の基本は、3和音のコードを右手で全音符弾くということです。1番簡単なものですが大事です。3和音のコードは、トライアドと言います。Cならば、ドミソの和音のことです。コードの仕組みがちゃんとわかるほうが、より理解度は深まるので、コードが分からない場合は、コードの項目を参照してください。次は、これを4分音符にします。1小節を1234の4回弾きます。右手で4回コードを弾きます。ここから更に左手を使います。右手はトライアドのコードを4分音符で弾きながら、左手は、全音符でコードのルート音を1オクターブから2オクターブ下で弾きます。右手がトライアドのコードを1小節に4回弾き、左手はルート音のベースを全音符で1回弾きます。コードとベースということです。ここまででもちゃんと成立します。この方法でほとんどの曲が演奏可能になります。コード伴奏の基本の基本です。

ベースライン、ウォーキングベース

ベースライン、ウォーキングベース

ベースラインの作り方にもいろいろあります。普通のロック系のベースは8分でコードのルート恩を弾きます。これが1番の基本です。これにオクターブを加えて弾くのが2番目、更に5度ということになります。

  • 次には、ウォーキングベースというものがあります。ウォーキングベースですから歩くように音が動きます。コードのルート音とルート音とルート音の間に、経過音、パッシングノートを加えていきます。ジャズの感じが強くなるベースラインです。色々な音が加わる、ベースラインで、ルート音とルート音の間にいろんな音が加わって複雑になっていきます。
  • クロマティックパッシングノートは、コードの半音下か半音上から入るベースです。半音上か下からルート音に向かいます。
  • スケールノートを使ったウォーキングベースは、使っているスケールの音から入るものです。スケール音から、ルート音に向かいます。
  • ルート音とルート音の間に1つ音を挟む場合は単純ですが、これが3つに増えた場合は、クロマティックの場合は半音で3つ下からもしくは上から、スケール音の場合はスケール音3つからルートへ向かいます。上からも下からも可能です。だんだん複雑になります。

マイナーセブンとマイナーセブンフラットファイブとディミニッシュコード

マイナーセブンとマイナーセブンフラットファイブとディミニッシュコード

間違えやすくて少しややこしいコードをちゃんと覚えましょう。

  • まずはマイナーセブンから。分かり易くCをルートにした、Cm7を作ってみましょう。ルートはCです。マイナーですから、サードは、マイナーサードです。5度は、そのまま、パーフェクトフィフスです。7度はマイナーセブンスです。ド、ミフラット、ソ、シフラットが構成オンです。
  • マイナーセブンフラットファイブは、マイナーセブンスのコードのフィフスをフラットフィフスにします。分かりやすくCをルートにした、Cm7-5を作ってみましょう。ルートはCです。マイナーですから、サードは、マイナーサードです。5度は、フラットフィフスです。7度はマイナーセブンスです。ド、ミフラット、ソフラット、シフラットが構成音です。
  • ディミニッシュコードは、マイナーセブンフラットファイブのコードのセブンスをマイナーセブンから更にフラットして、セブンスはダブルフラッとします。分かりやすくCをルートにした、Cdimを作ってみましょう。ルートはCです。マイナーですから、サードは、マイナーサードです。5度は、そのまま、フラットフィフスです。7度はダブルフラットセブンスです。ド、ミフラット、ソフラット、シダブルフラット(ラになります。)が構成音です。

順序立てて構成音を見れば、理解できると思います。ルート音が変われば、当然構成音は変わりますが、考え方は同じです。

ベース、メロディアス、ルート弾き、リズム

ベース、メロディアス、ルート弾き、リズム

ベースのアレンジにおいての基本の基本をまとめておきます。

ベースを構築する場合の大切なことは、まずリズムが大切であるということです。リズムを作る土台はドラムの人と、ベースの人が土台を作りますので、ベースは打楽器に合わせないといけません、ベース音は、特にバスドラムの音と合わせましょう。リズムが狂ってしまえば、もともこもありません。
これを踏まえたうえで、1番安定するベースは、コードのルート音を弾く方法です。単純な方法ですが、安全で、コードのハーモニーが安定します。単純に8分刻みでも、16分刻みでもいいですが、コードが鳴っている場合。そのコードのルート音のみ弾きます。もちろん4分でも構いません。これが基本中の基本です。

ロックなどでは、ルート弾きが多く用いられています。ストレートで、パワフルなベースラインが作れます。コードが変わる部分でルート音が鳴っていると、安定して聞こえます。

次はコードのルート音と5度と、オクターブの音を使ってベースを構築します。これも単純ですが安全な方法です。

次はスケールを理解して、メロディのようにベースをアレンジしていきますが、スケールへの理解がないと解らなくなります。ところどころ、しっかりとしたルート音を入れていかないといけません。
ベーシストの人は更に、この土台の上に、スラップなどの奏法が加わり、広がっていきます。