腹式呼吸を理解しよう

腹式呼吸を理解しよう

歌うときになぜ腹式呼吸が大切だというのかを考えてみましょう。
まず腹式呼吸ならば、肺の中に多く空気を取り込むことが可能になります。胸式呼吸ではなぜ多く空気を取り込めないのかというと、肺の周りには、何があるのかというと、骨が取り囲んでいます。胸郭、肋骨が取り囲んでいます。ある程度のところまでしか、空気を取り込んで大きく膨らむ肺に対応して広がりません。更に肺を膨らまそうとしても、胸郭、肋骨が邪魔をして、これ以上は無理です。
では更に多くの空気を取り込むためにはどうすればいいのかといえば、肺を下側に膨らますことが、解決策です。胸郭の稼働する範囲は小さいので、肺は下に膨らみます。これでより多くの空気を取り込めます。肺を下に膨らますのが、腹式呼吸です。
風船を大きく吹くらませたものに小さな穴をあけて押すと、小さな力でも空気は勢いよく遠くまで飛び出します。腹式呼吸もより小さい力で声帯に大きな空気圧をかけ、声量の大きさにつながります。ただし、いくら腹式呼吸で、多くの空気を肺に取り込んで、大きな空気圧を声帯にかけても、声帯を鍛えて、声帯の筋肉大きくしていなければ、いい声は出ません。まずなにより、披裂筋や輪状甲状筋などを鍛えなくてはいけません。

ミックスボイスとは

ミックスボイスとは

ミックスボイスとは何でしょうか?
ミックスボイスとは、地声と裏声が均等にミックスされたものですが、地声と裏声の音圧と音質が極めて同じレベルに等しく鍛え上げられて、ミックスされたものになります。
音階の下から上まで、滑らかにつながるので、美しく歌うことが可能になります。このためには、2つの筋肉を鍛え上げる必要があります。1つは、声帯を締める筋肉である、披裂筋と声帯を伸ばす筋肉の輪状甲状筋です。この2つの筋肉のバランスが同じでないとミックスボイスは、出せません。地声の強い男性は、披裂筋が大きく、声が高い女性は、輪状甲状筋のほうが発達しています。
音階の低いほうが地声の披裂筋の強いゾーンです。音階の高いほうが輪状甲状筋の強い裏声のゾーンです。この2つの筋肉のバランスを整えて、途中のブレイク(ブリッジ)、地声路裏声の切り替えポイントがわからないぐらいに滑らかに繋がるようにトレーニングをするのが、ボイストレーニングの1つです。
いきなり筋肉を鍛えずにミックスボイスを出そうとするのは、いきなり鍛えずに全力疾走するようなものです。歌うことは、よく言われますが、スポーツです。
ミックスボイスとは、音階の下から上までを滑らかに地声と裏声を切り替えていくためのテクニックです。

Cubase、DAWソフトから音が出ないときは

Cubase、DAWソフトから音が出ないときは

CubaseなどのDAWソフトから音が出ないときは、これらの項目をチェックしてみましょう。

  • まずパソコン側の音量調整でミュート状態になっていないかチェックする。パソコンから音を出している場合。
  • パソコン側でないとした場合は、DAW側のミュートボタンが押されていないのかをチェックする。
  • DAWの音量フェーダーが下がっていないかチェックする。

ここまでならばすぐに気が付きますので、ここからが大体音が出ないトラブルの原因でしょう。

  • スピーカーの接続は様々ありますが、パソコン内蔵のオーデイオ接続を使用する時。外部のオーディオインターフェイスを使用する時。オーディオインターフェイス機能を持ったシンセサイザーなどの楽器を使用する場合。このそれぞれを使用するためのデバイスドライバーの切り替えが必要になります。これを行うところが、デバイスタグのデバイス設定のVSTオーディオシステムです。ここに行って、使うデバイスドライバーの切り替えをしましょう。
  • 切り替えた後にまだ問題があります。使うオーディオインターフェイスなどに複数の入出力がある場合に、入出力の設定を、VSTコネクションというところで、設定しましょう。

VSTオーディオシステムかVSTコネクションに行けば、大体これらで解決できます。

ボーカルマイク、ダイナミックマイクの使い方と注意点

ボーカルマイク、ダイナミックマイクの使い方と注意点

カラオケなどボーカル用のダイナミックマイクの使い方と注意点をまとめます。

ダイナミックマイクの割と安価なものは、家電量販店で買えますが、高い楽器としてのマイクは、楽器店で取り扱っています。

ダイナミックマイクは丈夫なものですが、落としたりしてはダメです。マイクのヘッド部分、(風ぼうと言います。)を回して取り外すと、平面なスポンジがあります。その下、中の部分に、振動をとらえる鉄板がぶら下がっている構造になっています。この空気の振動をとらえてアンプに送るのがマイクです。マイクを落として衝撃を与えると、この部分に問題が発生します。歌う前に、音をとらえているか確認するのに、マイクのヘッドを手でポンポンと叩く人がいますが、これもNGです。

マイクも楽器です。ダイナミックマイクは、マイクのヘッドの頂上の上に真っすぐ声をあてると、よく音を拾います。口に対して垂直です。横から声を当てると、100%の声は、拾いません。ダイナミックマイクは、音源の距離が離れると、音圧は急に下がります。その分、遠くの雑音、ノイズは拾いにくいです。マイクのヘッドに指を下半分くらいまでかけると、声が太くなります。
コンデンサーマイクになるとさらに振動に弱く、湿気やカビにも注意が必要になります。

様々なスケールをKeyCでまとめてみました。

様々なスケールをKeyCでまとめてみました。

楽典、音楽理論を知らなくても、音楽は出来ます。かえって知りすぎると、型にはまって、自由度がなくなります。よく言われるのは、楽典や音楽理論を知らないで作られたもののほうが、新鮮で、斬新に聞こえます。しかし知らないよりは、知っているほうが、理論武装ではないですが、なにかと便利であることは事実です。知って尚且つ型にはまらないように、理論を踏み台だと思って、個性を大事にしましょう。

いろいろなスケールをKeyCでまとめます。

  • Cメジャースケールは、CDEFGABです。
  • Cマイナースケールは、CDE♭FGA♭B♭です。
  • Cハーモニックマイナースケールは、CDE♭FGA♭Bです。
  • Cメロディックマイナースケールは、CDE♭FGABです。
  • Cハーモニックマイナーパーフェクトフィフスビロウスケールは、CD♭EFGA♭B♭です。
  • Cリディアンフラットセブンススケールは、CDEF#GAB♭です。
  • Cコンビネーションオブディミニッシュスケールは、CD♭D#EF#GAB♭です。
  • Cホールトーンスケールは、CDEF#G#B♭です。
  • Cブルーノートスケールは、CE♭EFG♭GB♭Bです。
  • Cヨナ抜きマイナースケールは、CDE♭GA♭です。
  • C琉球スケールは、CEFGBです。
  • Cメジャーペンタトニックスケールは、CDEGAです。
  • CマイナーペンタトニックスケールはCE♭FGB♭です。
  • CドリアンスケールはCDE♭FGAB♭です。
  • Cフリジアンスケールは、CD♭E♭FGA♭B♭です。
  • Cリディアンスケールは、CDEF#GABです。
  • Cミクソリディアンスケールは、CDEFGAB♭です。

イントロとは

イントロとは

イントロとは、イントロダクションのことです。曲の導入部分になります。曲の最初に持ってくるものです。ボーカルが歌いだす前の序章部分です。イントロにもいくつかのパターンがあります。主なものをあげておきます。サビと同じぐらいの力を持っている重要な部分です。

  1. 使われている楽器が、一斉に演奏を始めるパターンです。いきなり盛り上げるような元気のある曲のスタートです。1番オーソドックスなパターンです。
  2. イントロが少ない楽器からスタートしてから全員での演奏が始まるタイプです。2段のイントロになっているものです。少ない楽器で、何小節か演奏した後にまた別のイントロが始まるタイプのものです。2種類のイントロが曲前にあるということです。
  3. イントロ部分からいきなり歌いだすタイプです。サビまたはAメロから入って行くような曲です。これは、1番難易度が高くなります。曲全体をまとめることの難易度が上がります。熟練した人でなければ、曲構成をまとめることが大変になります。
  4. 楽器で、カウントをとってから演奏がスタートするタイプです。ドラムやピアノやギターなどどれかの楽器で、フィルもしくはカウントをとってから、演奏に入るパターンのイントロです。

フィルイン

フィルイン

フィルインとは、曲のイントロ、前奏、Aメロ、間奏、Bメロ、サビなどの曲間の隙間を埋めるものです。絶対になければいけないとゆうわけではありませんが、ないと物足らなさを感じます。フィルインなしというのもフィルインの1つと考えればいいです。自由なので、幅が非常に広いです。
フィルインの基本的なパターンをまとめます。非常に自由度が広く、1口でこれとはなかなか言えませんが、基本的なパターンも存在します。

  • ロック系などに多い、簡単なロール系。スネアなどを連打するやり方です。
  • ロール、タム回し系。スネア、ハイタム、ロータム、フロアタム、音程の違うタムを4つずつ打つパターンです。タムを組み替えて叩くのをタム回しと言います。音程の上から下や下から上など様々考えられます。
  • 2か所以上を同時に鳴らすパターン。スネアとバスドラなど、2か所以上を同じように鳴らします。
  • タム回し系。歌ものに多い、ドラムでメロディーを奏でているような、叩き方になります。いろんなパターンがあるので、幅は広いです。
  • ブレイクパターン。これは、音を鳴らさないパターンです。一瞬音が途切れます。

フィルインは、無限のパターンが存在しますので、あくまで基本的なものだけです。いろいろな曲を聞いてみましょう。

シラブル

シラブル

音名は各国によって呼び方が様々です。日本には日本の呼び方、ハニホヘトイロハですが、各国の国のものをすべて覚える必要性もなく、基本は、英語表記のものを覚えていればあとは覚えても覚えなくても成り立ちます。コードの表記などは、英語表記が一般的なので、やはり英語表記を覚えておかないと、困るでしょう。
日本語表記以外に、クラッシックの人が使うドイツ語表記などがあります。CDEFGAH。英語表記では、BのところがHになっています。クラッシックをやる人は、ドイツ語表記も必要でしょう。

日本の教育課程で必ず習う、イタリア語表記ですが、誰もが知っている、ドレミファソラシドです。この音楽に使用する音を楽音と言います。英語ではノート(note)と言います。この楽音には音の情報が2種類含まれます。1つは、音の長さ、音価と音の高さ、ピッチが含まれています。
でここからが、本題ですが、黒鍵部分は、読めないのかというと、普通は、シャープとフラットをつけて言いますが、イタリア語読みのシラブルがあります。クロマチックスケールシラブル。
上昇するときは、ドディレリィミファフィソシィラディティド。

下降するときは、ドティテラリソセファミメレラド。      となります。

弦の知識

弦の知識

ギターやべース等の弦の知っておくべき知識をまとめます。

弦には素材の種類があります。スチール弦やナイロン弦やウクレレなどは、フロロカーボンの弦などがあります。

スチール弦では、成分の違いで、銀が配合されているものとか、銅が入っているものとか様々です。音色が変わります。巻弦の場合に、巻いてある弦の形の違いでラウンドワウンドとフラットワウンドの2タイプがあります。主流はラウンドワウンドタイプです。
ゲージと言って、弦の太さにいくつかのタイプがあります。エキストラライト~ライト~ミディアム~ヘビー~ウルトラ(エキストラ、スーパー)ヘビー等があります。太いもののほうが低音が豊かになります。太いもののほうが弾きづらいそうです。テンションが強いので押さえるのに力が必要になります。
それからスケールがあります。スケールは、ヘッドからボディーまでの長さのことです。楽器によってスケールの長さが違います。ショートスケール~ミディアムスケール~ロングスケール~スーパーロングスケールなどさまざまです。
素材とゲージとスケールの3つの要素を知って弦選びをしましょう。メーカーもいろいろあります。ダダリオやアーニーボールなど。

エフェクターのまとめ

エフェクターのまとめ

主にギターによく使うエフェクターをまとめます。

  • フェイザーはフェイズ(位相)、原音に位相をずらした音を加えて音を変化させます。
  • オーバードライブは、音を歪ませるものです。
  • ファズは、歪み系最大の過激な音を作り出します。
  • ディストーションは、鋭くハードに歪まセます。
  • ディレイは、音を遅らせて鳴らすやまびこです。エコーだと思ってもらえば大体あってます。
  • コンプレッサーは、音の平均化を行うものです。大きい音は小さく、小さい音は大きくして聞きやすくします。
  • トレモロは、音量を周期的に変化させます。
  • コーラスは、音に揺れを加えます。
  • ルーパーは、録音したものを繰り返して音を重ねて行くエフェクターです。
  • ピッチシフターは、原音の音程を変えます。
  • フランジャーは、原音との時間差を作り出して音を変えます。
  • リバーブは、残響音です。大きなホールで響いている音になります。
  • オクターバーは、原音の1オクターブ~2オクターブ下の音を重ね、ベース部分を担ってくれます。ベースユニゾン。
  • オートワウは、強調する周波数帯を変えて、ワウワウします。ペダルのものをワウペダルと言います。
  • アコースティックシミュレーターは、エレキでアコギのサウンドを作り出すものです。
  • イコライザーは、1部の周波数帯を強調することが出来るものです。