バッキングの考え方

バッキングの考え方

バッキングは一言で言うと伴奏です。コードバッキングが出来る楽器はギターやピアノのような和音が出せる楽器です。和音が出せるものならばいいということです。シンセサイザーやエレクトーン、その他たくさんあります。目立ちすぎないように、確実なコード進行とリズムを刻む必要があります。

バッキングパターンの基礎の基礎です。もっとも簡単なバッキングの種類です。この3つが基本です。

  • 伸ばすバターン。4分音符1つならば1つ分伸ばすパターンです。8分なら8分なりに伸ばすパターンです。
  • 短く切るパターン。刻むというか、要はスタッカートです。スタッカートは、音を切り離して 一般に音価の半分の長さ鳴らすと説明されますが、実際には、時と場合によってこれより長くなることも、短くなることもあります。状況により、様々だということです。
  • アルペジオです。これは分散和音です。コードの構成音をばらばらに、順番に鳴らしていくものです。アルペジオのパターンはいろいろあります。シンセサイザーなどには、アルペジエイターがあるので、様々なパターンを聞いてみるほうが早いでしょう。ソフトシンセにも付いています。伸ばすバターンや短く切るパターンより高度になります。

鍵盤のトランスポーズ機能は…

鍵盤のトランスポーズ機能は…

アコースティック楽器のアップライトピアノやグランドピアノは、各Keyを押さえることをまなばないといけませんが、電子ピアノや電子キーボード、エレクトーンやハードシンセサイザーなどには、トランスポーズ機能があります。簡単に言えば、ギターのカポタストのようなことで、KeyCの押え方、白鍵だけの押え方で、12Key12Keyが出来てしまいます。しかしながら、演奏技法上、もし、トランスポーズ機能が壊れたり、トランスポーズ機能がそもそもない楽器、鍵盤を演奏しなければならないとき、非常に困ります。いざという時に困らないように、どの位置から始まってもドレミファソラシドが分かるようにしておきましょう。12Keyしかないのです。多いと思うのか少ないと思うかは、その人次第です。その中でもよく使うKeyも存在しますので実用に即して覚えましょう。鍵盤の押さえ方をおぼえましょう。コードの抑え方、転回系をもちろん把握します。分かりにくいときはとりあえず、コードのルート音だけ最初に押さえて見つけてしまいましょう。

Keyが分かれば、コードは、数字で覚える方法、ダイアトニックコードをローマ数字でⅠⅡⅢⅣⅤⅥⅦで把握すれば、Keyが変わっても大丈夫です。

ロックバッキング、ピアノ、オルガン

ロックバッキング、ピアノ、オルガン

ロックバッキング、ピアノ、オルガンの音色、主に電子ピアノ、キーボード、シンセサイザーでの対応方法をまとめておきますが、基本的にはギターと同じことをすればよいという結論になります。以下のようなやり方があります。
ギターのロックのひずんだ、ディストーションの音は迫力があります。ピアノやオルガンなどの鍵盤で、負けない音をだすためにはどうすればいいのでしょうか。まずピアノの音よりオルガンの音は、圧倒的に伸びます。オルガンの音色を選択することが大事です。さらにひずませるエフェクトをかければ音の強さは増します。シンセサイザーの中にはいくつものひずみ系のエフェクトが入っています。様々に音色を変えてみましょう。更にオクターブで音を重ねることやパワーコードにすることで強さ、音圧は増します。オクターブと5度を使うということを覚えておきましょう。オクターブ内の音、内声を動かすことも有効な手段です。音色はピアノとオルガンが定番でしょう。
ブルーノート、フラット3度、フラット5度、フラット7度の音を使うとロックな感じになりやすくなります。KeyCの場合には、ミフラット、ソフラット、シフラットの音です。

MIDIキーボード

MIDIキーボード

dtmで使用する、演奏データ、MIDIデータの打ち込みに使う、鍵盤です。これ自体に音源は入っていません。パソコンに接続してDAWソフト上のソフトシンセを音源として鳴らします。ゲームのコントローラーなどとおなじで、インプット情報のみです。MIDIキーボードをしようしない場合、ハードシンセは、シンセサイザーとしても使えますし、DAW用の音源としても使えますし、MIDIキーボードとしてもローカルのオフで使えます。単純なMIDIキーボードのほうが操作に迷わないと思います。最初に買うべきMIDIキーボードの内容は以下に示します。

  • 鍵盤数。少ないものは携帯性には優れますが、25鍵盤などでは、やはり鍵盤数が足りなくなります。最低でも49鍵盤、一般的には61鍵盤がスタンダードです。低音から高音まで使えます。鍵盤数の少ないものには、オクターブキーで切り替えます。
  • ピッチベンドホイールがあるもの。音のピッチを動かすものです。
  • USB端子と、MIDI端子が両方あるもの。
  • ピアノの必要性からサスティーンペダルを接続可能なもの。ピアノ重視の場合には、88鍵盤で、鍵盤の重いものが向いています。
  • Windows、Mac、iosなど、どのデバイスに対応しているのか確認しましょう。ドライバーを導入する必要があります。

練習してもなかなか楽器は・・・

練習してもなかなか楽器は・・・

楽器の練習はなかなか難しいものです。上達するためにはまず1にも2にも練習しましょう。たくさん練習した人が上手な人です。あせらずじっくり練習しましょう。楽器というものはすべてですが、右手と、左手と右足、左足がバラバラに別の動きをします。シンセサイザーならば両手は鍵盤、もちろん違う動きをします。足は、フットペダルを使います。別々の動きをします。ドラム、電子ドラム、デジタルパーカッションでは、普通のアコースティックドラムと同じで両手にスティックをもち、足はフットペダルです。両手両足これもバラバラに動かします。うちでは主にこの2つですが、

  • ギターの人でも両手はばらばらの動きで足はペダル、更にハーモニカ演奏まで加える人もいます。このように楽器はすべて、両手両足、更に口がバラバラに別の動きをする極芸なのです。練習をしないとバラバラに動いてくれません。子供のころに始めたほうがいいというのは、頭が発達段階なので、習得しやすいということです。大人でも練習すれば動きます。どの楽器もこの基本は同じことです。バラバラに別の動きを習得するのに少し時間が必要です。とにかく弾き続けましょう。もう1つ大事なことはリズム感です。メトロノームを使いながら練習しましょう。

エンベロープジェネレーター、シンセサイザー

エンベロープジェネレーター、シンセサイザー

シンセサイザーの基本の基本にエンベロープジェネレーターがあります。オシレーターは音波を作り出す、モジュールです。フィルターは、特定の音域だけに絞るものです。更に、ローフリークエンシーオシレーターとエンベロープジェネレーターは音に変化をつけていくも二になります。様々なパラメーター、つまみを、自動でコントロールするモジュールです。パラメーターの動きをオートメーション化して、人がいちいち動かさなくてもいいようにします。エンベロープジェネレーターの4つの大事な要素があります。この4つはシンセサイザーでは頻繁に出てくるものです。どんなシンセでも付いているつまみです。音の時間的変化を作り出します。

  • アタック。音の立ち上がるスピードの速さです。速ければ鍵盤を押したらすぐに鳴ります。ゆるければ、ゆっくり音が鳴ります。
  • ディケイ。おとのおおきいところから、サスティーンの音域までの減衰の度合いを決めます。
  • サスティーン。音を伸ばす量です。ピアノのサスティーンペダルと同じことです。
  • リリース。これは余韻のことで、鍵盤を離してから音が消えるまでの余韻の音です。余韻0のばあい、音が急に終わる感じになります。余韻が長ければ、聞こえるか聞こえないかのような音が減衰して消えていきます。

USB端子とは何でしょうか

USB端子とは何でしょうか

アコースティック楽器と違い電子楽器にはいろいろな端子類がついています。MIDI端子とUSB端子が電子楽器にはついています。電子ピアノやシンセサイザーや電子ドラムについている外部端子は様々なものがあります。ラインイン・アウトやヘッドホン端子は一般的なものですが、MIDI端子という聞きなれないものや、PCなどで耳にするUSB端子などを備えています。

  • USB端子はパソコンについているものと同じです。ケーブル一本でキーボードやマウス、1眼レフデジカメやスマホまで接続できてしまう簡単で汎用的な規格です。「USB to DEVICE」と「USB to HOST」という端子が付いています。
  • 「USB to DEVICE」は主にUSBメモリを接続します。
    USBメモリに入っているMIDIデータやオーディオデータを再生したり、曲を録音してメモリに保存することもできます。「USB to HOST」は主にパソコンなどと接続します。
  • パソコンにあるMIDIデータを再生したり、逆にシンセをMIDIキーボードとして使用することもできます。DTM,DAWにおいてパソコンのDAWソフトを使用するためには、欠かせないものになります。もちろんUSBホストケーブルは必要です。楽器側の端子の形が違うので注意しましょう。MIDI端子より今は、USB端子のほうが使用されています。

MIDI端子とは何でしょうか

MIDI端子とは何でしょうか

アコースティック楽器と違い電子楽器にはいろいろな端子類がついています。MIDI端子とUSB端子が電子楽器にはついています。電子ピアノやシンセサイザーや電子ドラムについている外部端子は様々なものがあります。ラインイン・アウトやヘッドホン端子は一般的なものですが、MIDI端子という聞きなれないものや、PCなどで耳にするUSB端子などを備えています。

  • MIDI端子。MIDIとはMusical Instrument Digital Interfaceの略で、直訳すると「電子楽器デジタルインタフェース」です。1982年に共通規格として定められた規格です。MIDIデータを電子楽器間でやり取りするためのMIDIケーブルを差し込む端子です。インプット用のMIDI IN端子とアウトプット用のMIDI OUT端子があります。他の電子楽器からデータを受け取って音を鳴らす場合はMIDI IN端子へ接続します。逆に他の電子機器の音源を鳴らす場合などはMIDI OUT端子へ接続することになります。接続には、MIDIケーブルが必要になります。
  • 簡単に扱えるUSB端子とUSBメモリの普及により、MIDI端子利用は減少傾向です。しかしMIDIデータは演奏情報のみで軽いので、DTM,DAWでは欠かせないでデータ方式です。音楽制作をする人には、一般的なものです。MIDI端子は、フォンと違ってキャノンのように丸いのですぐに分かります。

シンセサイザー、フィルタ

シンセサイザー、フィルタ

音楽理論や楽器の演奏に並んで難しいのが、シンセサイザーの仕組みを理解することです。
シンセサイザーのモジュールの1つにフィルタがあります。フィルタの働きや使い方をまとめます。フィルタは、オシレーターの信号の1部分を変化させて音を変えるものです。カットオフというつまみがありますが、これはフィルタの効きはじめを決めるつまみです。レゾナンスというのは、カットオフしたところを強調させるものです。キーフォローは、キーボードの弾く位置により、カットオフを変えるのかという設定です。フィルタースロープは、フィルタの効いてくる度合いを決めます。ロールオフとも言います。フィルタの種類は以下のようなものです。

  • ローパスフィルタ。1番使用されるフィルタです。カットオフ周波数より下を通して上はカットするものです。ローパスフィルタ以外のフィルタは使用頻度が低いフィルタです。
  • ハイパスフィルタ。逆に、カットオフ周波数より上を通して下はカットするものです。
  • バンドパスフィルタ。ベルフィルタと言います。カットオフ周波数付近のみを通過させます。
  • バンドリジェクトフィルタ。ノッチフィルタと言います。カットオフ周波数以外を通過させます。

シンセサイザー、オシレーター

シンセサイザー、オシレーター

シンセサイザーは音を作る機械です。当然楽器ですが電気的に合成して音を作ります。アナログシンセサイザーとデジタルシンセサイザーがあります。モジュールという機械を繋げて、モジュールの組み合わせで音を作るものです。モジュールの組み合わせや繋ぎ方で、様々な音色を作ります。モジュールの1番最初の出発点がオシレーターです。
オシレーターは、音波を作るモジュールです。音波の種類と音程を変えることもできます。オシレーターの数も1つではなく複数を重ねていけます。音波の種類は、以下のようなものがあります。

  • パルス波。矩形波に似ている。矩形波の比率を変えたものです。比率を変えるのが、パルスウィズモジュレーションと言います。
  • サイン波。倍音なしの基音のみの音。おとなしい音です。
  • ノコギリ波。ソートゥースと呼ばれるものです。波形がギザギザののこぎり状です。すべての整数倍音を持ちます。明るい音です。
  • 三角波。トライアングルです。波形が三角です。すべての帰趨倍音を持ちます。矩形波より高音成分がない。
  • 矩形波。波形が資格になっています。スクエアと言います。すべての帰趨倍音を持ちます。
  • ノイズ。音程のないすべての周波数の音を含むものです。ホワイトノイズとピンクノイズがあります。ピンクノイズは高音ほど成分が少ないものです。