楽器上達の秘訣は

楽器上達の秘訣は

楽器がうまくなる上達の秘訣がいろいろあります。一般的に言われることをまとめます。

自分自身の姿を客観的に外から見ることが重要なのですが、まず出来ることは、演奏する姿を鏡に映すことです。鏡に映せば悪い部分が、客観的に把握できます。鏡に映す意外にもタブレットやスマホの動画機能を使い自分撮りをすると自分の演奏スタイルが見れます。もちろんビデオカメラや、コンデジやミラーレス1眼や1眼レフを持っているなら更に、いい映像で録画出来ます。しかし今はフルハイビジョンノ映像をスマホやタブレットで撮影できるので、まずは、スマホを使いましょう。

自撮りの延長ですが2つ目には、録音してみるということです。演奏の音を録音すれば、これもまた客観的に演奏の良い悪いが解ります。音だけを聞いてみることも、上達の秘訣です。これもまずはスマホでいいでしょう。こだわりだすと、マイクがどうしたとか、オーディオインターフェイスがどうしたとかゆうことになりますので、持っている機材で録音して聞いてみましょう。
最後は、人前で演奏しましょう。大勢の前でなくてもいいので1人でも2人でも、人前で演奏しましょう。人前だとプレッシャーがかかった状態になります。このほうが上達は早まります。

楽器の種類㉕ クラリネット

楽器の種類㉕ クラリネット

クラリネットの歴史は1700年ごろにできたシャルモーという楽器が起源です。1800年代の後半ごろに今のクラリネットが形として完成しました。キーの並び方が2種類あります。ドイツ式とフランス式です。ドイツ式は、エーラー式と言います。フランス式は、ベーム式と言います。ちなみに日本では、フランス式のベーム式が普及しています。
クラリネットは木で出来ています。木管楽器です。シャルモーという楽器は柘植でできた楽器ですが、クラリネットは、ローズウッドまたはグラナディアという木材で出来ています。
クラリネットは、ドイツ・ニュルンベルクのデンナー1655-1707が、1700年頃にシャリュモーを改造して製作したのが始まりです。シャリュモーはフランスの古楽器で、シングルリードの円筒形木管楽器で、18世紀の後半頃までオーケストラに使用されていたといわれているが、現存する楽器は作者不詳のものが多く、関連資料もわずかしか残っていないため、製作年代はよくわかっていません。

ポルトガル語ではチャラメラ、イタリア語ではチャラメッラ、フランス語では「シャリュモーと言います。 英語では「ショーム、ドイツ語ではシャルマイ。
クラリネットは、移調楽器です。B♭管と、A管とE♭管の3種類です。クラリネットには、アルトクラリネット、バスクラリネット、コントラアルトクラリネット、コントラバスクラリネット、など様々な大きさがあります。

楽器の種類㉓トロンボーン

楽器の種類㉓トロンボーン

トロンボーンは、金管楽器の一種です。細長くて管が伸び縮みします。チューバやトランペットやホルンと同じ仲間です。その当時、この楽器は協会のサポート楽器で、このころのヨーロッパでは、協会内に楽器は持ち込めないということになっていましたが、オルガンとトロンボーンは、讃美歌のサポート楽器として、中に入ることが許されていました。通称、神の楽器と言われています。

トロンボーンは人間の声に近い楽器と言われています。音域は中低音です。ピアノの鍵盤の位置関係としては、中央のドから下に1オクターブ半、中央のドから上に1オクターブぐらいです。
トロンボーンにも種類があります。高い音域のほうから、ソプラノトロンボーン、アルトトロンボーン、テナートロンボーン、テナーバストロンボーン、バストロンボーン、コントラバストロンボーン、といろいろあります。
テナートロンボーン、テナーバストロンボーン、バストロンボーン、の3種がよく使われるトロンボーンです。

テナートロンボーンは、ジャズやポップスでも多く使われるものです

テナーバストロンボーンは、オーケストラ、吹奏楽は、これが使われます。
オーケストラの初期のころには、トロンボーンは、使われていません。モーツァルト、ベートーベンの初期の頃には、トロンボーンは入っていません。ベートーベンの運命にはトロンボーンが使われています。

楽器用の乾燥剤

楽器用の乾燥剤

シンセサイザーのような電子楽器は、あまり関係はないですが、鍵盤が木製のものもあります。アコースティック楽器は、金属製の楽器は別としても、ピアノやギター、バイオリンやウクレレなど、ほぼほぼ木製で出来ています。特に乾燥している国はいいですが、こと日本に関しては、湿気が非常に多い国です。そこで湿気の問題が、楽器にはあります。

楽器の木部は、湿気を嫌います。楽器用の乾燥剤は楽器をいい状態に保つためのものです。ピアノなどは本体の中に入れたり、鍵盤の下に入れる場合もあります。通常ギターやウクレレ、バイオリンなどはケースに、乾燥剤を入れたり
サウンドホールに、取り付ける場合もあります。管楽器のケースに入れるものもあります。楽器用の乾燥剤は、湿度が足らないとき、湿気をもどして、湿度調節します。
乾燥剤ですが、それに加えて防虫剤や防かび剤さらに防錆剤の効果が足されています。乾燥だけのものではありません。しかし使いすぎると乾燥しすぎる場合もあります。そこは調整が必要です。

日本は、湿度が高い国です。楽器をいい状態に保つ上で、乾燥剤は、必要です。その点、シンセサイザーは、考えなくてもいいので、楽です。楽器によっては、よく考えないといけないような高価な楽器もあるので、注意しましょう。

楽器の種類㉒パーカッションいろいろ

楽器の種類㉒パーカッションいろいろ

1つ1つ奥が深いので、すべて習得出来る人はいないので、こんな楽器もあるんだ、ぐらいでいいので、知っておきましょう。要はパーカッション、リズム楽器です。

  • まずタンバリン。説明は不要の楽器です。振っても叩いても音が出ます。
  • ウドゥは北アフリカの陶器製の楽器です。2か所空いた穴を手で塞ぐように叩きます。
  • カシシはアフリカのシェイカーです。
  • マラカスは、中南米の楽器です。前後に振って音を出します。
  • シェイカーは、前後に振って音を出す楽器です。エッグシェイカーなど。
  • パンデイロはタンバリンにジングルが逆に付いているものです。ブラジルのタンバリンです。
  • カホンは四角い箱に座って叩く楽器です。ペルーの楽器です。
  • フレームドラムは、ジングルのないタンバリンです。
  • ダラブッカは、鼓型の太鼓ですが、座って太ももの上に置いて演奏します。中近東の楽器です。
  • ジャンべは、小太鼓です。座って足で挟みます。西アフリカの楽器です。
  • クラベスは、ばち同士を叩く楽器です。
  • トーキングドラムは、脇で挟む鼓です。音程は挟む強さでコントロールします。
  • カバサはブラジルの楽器です。ハンドルを回して、ビーズの紐を鳴らします。
  • シェケレはひょうたんでできた楽器で、周りに編み込んだ数珠が付いています。叩いても振っても音が出ます。
  • ギロは蛇腹をこすって鳴らす楽器です。中南米の楽器です。

楽器の種類⑮サイレント楽器

楽器の種類⑮サイレント楽器

サイレント楽器、サイレントギターやサイレントバイオリンなどは、楽器の種類としては、ギターでありバイオリンであるので、説明の必要性はないと思いますが、では何が違うのか。

夜間の練習や、普段の練習にしても音は、大きな音を出すわけにわいかない。防音室のある人はいいが、そうでない場合は、ピアノならば、弱音ペダルや消音システム、ドラムも専用の消音パッドを張ったり、バイオリンなどは専用の弦をミュートする金属の消音器具を取り付けたり、サイレントウクレレはサウンドホール自体がなかったり、電子楽器は、音量を絞ってみたりと、消音にさまざまな工夫をこらしています。
サイレントギターは、ヘッドホン、イヤホン端子端子が付いていて、ヘッドホンを使用すれば完全に音は聞こえません。夜間練習用にもってこいのギターです。普通のギターは、アコギでも、クラッシックギターでも家の中で弾いたことのある人は分かると思いますが、意外と音が大きいです。思いっきり弾くのは、ちょっとまずいでしょう。

サイレントバイオリンは、それそのものは、音が小さくしか鳴りません。がコントロールボックスが付いていて、エフェクトがいろいろかけられます。オーバードライブやビブラートやリバーブなど、エレキギターと同じような感じです。サイレントバイオリンもサイレントギターもボディーの空洞はありません。

楽器のお手入れ豆知識

楽器のお手入れ豆知識

楽器を長持ちさせるために日々のお手入れをしましょう。特別なことは何もありません。

  • ①弦楽器全般。弾き終ったら、弦をクロスで拭く。たったこれだけで弦は長持ちします。
  • ②シンバルはただから拭きするだけのほうが、錆びずらい。溶剤などがありますが、それをつけてゴシゴシ磨いて最初の頃のようにピカピカにしても、シンバルにコーティングしてある被膜まで取ってしまって、余計に錆び易くなってしまいますので、から拭きは1番だといわれています。このほうが錆び難いのです。錆びる前にから拭きしましょう。プロのドラマーさんは、から拭きだけで、長く、錆びさせずに、使っています。大事にすれば錆びは、浮きません。溶剤で磨くのはやめましょう。
  • ③シンセサイザー、電子ピアノ、キーボードの鍵盤楽器のお手入れ。シンセサイザーを使った後、鍵盤をクロスで拭いてきれいにします。普段ここまでしかしていなかったのですが、ここから先が重要で、シンセサイザー、電子ピアノ、キーボードは、電子楽器で、鍵盤を押すと、鍵盤の奥のセンサーがそれを感知して音が出るのですが、鍵盤と鍵盤の間の部分の溝と鍵盤とボディーの間に、ゴミが入ってゴミが溜まると、センサーにゴミが触れ、音がならない現象が置きます。そういえば、左の端のほうが、鳴りの悪い時があったのは、これが原因かも。ということで、毎日やらなくてもいいので、たまに、隙間のゴミを掃除機で吸い取りましょう。たったこれだけのことでトラブルを回避できます。

楽器の誕生した年

楽器の誕生した年

いくつかの楽器のできた時代背景などを、主なものだけ、ささっと書いてみます。

  • ピアノは、チェンバロという楽器がご先祖様です。これを基にして、イタリアの、バルトロメオ・クリストフォリという人が、考案しました。1700年代初頭の頃です。
  • トランペットは、作った人はわかりません。ファンファーレ等に使うために作られたものです。紀元前のエジプトの出土品の中に、記録が残っていました。
  • バイオリンは、所説さまざまあり、誰が作ったのか、はっきりしていませんが、ガスバロ・ディ・ベルトロッティか、アンドレア・アマティか、カスパール・ティーフェンブルッカーかのいずれかの人ではないかと言われています。1500年代初頭の頃です。
  • ギター(6弦)は、これも最初に作った人はわかりません。所説さまざまあり、不明です。ギターのご先祖様は、リュ-トという楽器です。これが基になって作られています。1700年代初頭の頃です。
  • シンセサイザーは、ロバート・モーグ博士によって考案されました。1900年代中頃のことです。
  • サックスは、1800年代中ごろに、アドルフ・サックスという人が作りました。
  • ウクレレは、1878年にポルトガルから持ち込まれた楽器を基にして、制作されました。

楽器の種類⑫ 三線

楽器の種類⑫ 三線

三線は、中国の弦楽器が、祖先です。中国から、沖縄、昔の琉球王朝に渡来して、三線に、変化、進化しました。更に、日本の三味線の原型が三線です。日本の三味線より、やや小振りなサイズですが、音は、重厚で、重圧で、野太いです。当たり前ですが、三線なので、弦は3本です。フレットは、ありません。
ボディーには、基本、ニシキヘビの皮が使ってあります。安いものは、人工の革がはってあります。ニシキヘビの革のものは、10万円以上するそうです。ギターやウクレレのように真ん中に、サウンドホールはありません。ニシキヘビの革のものは、保管が難しいそうです。高温多湿や直射日光の当たるところや、乾燥しすぎる場所は、保管するには、適しません。

  • 各部位に対応した部位名(和名)が、ついています。ボディーは、(胴)、チーガーといいます。
  • ブリッジは、(駒)、ウマといいます。(糸かけ)チルドゥミといいます。
  • ネックは、(棹)、トゥーイといいます。
  • ヘッドは、(天)、チラといいます。
  • ペグは、(のり)、カラクイといいます。
  • サドル、ナットを、歌口といいます。
  • 弦(チル」)は、太いほうから、男弦(うーぢる)。真ん中が、中弦(なかぢる)。そして女弦(みーぢる)となります。チューニングは、本調子、男弦は低いド、中弦はファ、女弦は高いドにあわせます。

楽器の種類⑨ 管楽器

楽器の種類⑨ 管楽器

楽器の種類はざっくりと大きく分けて、電子楽器、弦楽器、打楽器、管楽器などがある。

管楽器

  1. 金管楽器(トランペット、チューバ、トロンボーン、ホルンなど)。真鍮(銅と亜鉛)で出来ている。真鍮はよく響く。管とマウスピースだけで、振動体、リードはない。唇を震わせて音を出す。トランペット、チューバ、トロンボーン、ホルンはそれぞれマウスピースの大きさとカップの深さの違いで、音色が違う。
  2. 木管楽器(サックス、フルート、オーボエ、ファゴット、クラリネットなど)。ケーンと言う葦のリードを振動させて音を出す。クラリネットとフルートは円筒形の管、サックスとオーボエは円錐形、管の形て音が変わる。リード一枚のシングルリード(サックス、クラリネット) リード二枚のダブルリード(オーボエ、ファゴット) エアリード(フルート)。
    金属製、木製という分け方ではなく、発音方式の違いで分けられている。ちなみに、フルートは木管楽器だが金で出来たものは、600万円もする。ちょっとびっくり。