ナチュラルマイナースケールとハーモニックマイナースケールとメロディックマイナースケール①

ナチュラルマイナースケールとハーモニックマイナースケールとメロディックマイナースケール①

そもそもマイナースケール、ナチュラルマイナースケールとハーモニックマイナースケールとメロディックマイナースケール。なぜ3種類もマイナースケールが存在するのか。その理由は?。
ちなみにナチュラルマイナースケールとハーモニックマイナースケールとメロディックマイナースケールはそれぞれ日本語では、自然短音階、和声的短音階、旋律的短音階と言う。

まず、ナチュラルマイナースケールはメジャースケールの短三度下から出発した平行調で、おとは同じ、兄弟のようなもの。Cメジャースケール、CDEFGABC.Aマイナースケール,ABCDEFGA。

次にハーモニックマイナースケールなのだが、ナチュラルマイナースケールとの違いはなんなのか?。ハーモニックマイナースケールはナチュラルマイナースケールの第7音が半音上がったもの。これはCメジャースケール、CDEFGABC、のB と Cの間は半音になっている。このBはリーディングトーンと言って、トニックCに終止する終止感が非常に強い。しかし、Aマイナースケール,ABCDEFGAのG と Aの間は全音になっているので終止感は非常に弱いものになるので、第7音を半音上に上げて、ハーモニックマイナースケールを作る。

和声や旋律のつながりを聴覚的に重視している。第7音に終止力を持たせたものがハーモニックマイナースケールである。マイナースケールの和音はハーモニックマイナースケールを使うのが原則。

生っぽいDTMのドラムの音とは?

生っぽいDTMのドラムの音とは?

DTMでドラムの音がリアルタイムレコーディングではなく打ち込みで生演奏のように聞こえるためには、何が必要か?。注意する点は何なのか?ざっくりとまとめてみた、

  • ベロシティー、音の強弱が必要。強く叩くところと弱く叩くところのメリハリが必要。ベロシティーを決めるのに強いと弱いの2種類ではなく、いろんな段階の強い弱いを作ってばらけさせると人間味が出る。
  • タイミングを変える。前ノリなのか、ジャストか、後ノリなのか。裏を後ろにずらすとはねた感じになる。
  • 音色を変える。DTMソフトに入っているドラムセットの音色、それ以外にリアルな拡張音源がある。別売り。ネイティブインストゥルメンツ社のコンプリート10など(400ギガバイトもある。すごい。)。スネアのオープンリムショットやハイハットのオープンクローズやライドシンバルのカップの音など叩き方、叩く場所によっても音は違う。
  • ドラムは単体の楽器ではないので、スネア、バス、ハイハット、タム、シンバルのマイキングの位置関係。パンでそれぞれの楽器の左右、真ん中を決めて変えられる。

こうゆうことに注意すると打ち込みでもかなり生演奏に迫ることができる。

4種類の音名(ノート)

4種類の音名(ノート)

日本の音楽の音名を言い表すのに4種類をごちゃまぜにして、使用しています。これが初めて音楽、楽器演奏、音楽制作、などに踏み出す時に混乱をきたす要因です。

まずイタリア語の音名。ドレミファソラシド。これは、小学校の時に習った覚えがあると思いますが、どうも明治以降の学校教育でイタリア語の音名を採用すると決めたことに基因するものが、今日まで続いているものです。

英語の音名。CDEFGAB。英語圏のロック、ポップス、ジャズなどの音楽の影響力から考えれば、当然といえば当然英語表記の音名を使うようになるのは、当たり前。その中でやはり、ギターをやる人はコードのルート表記に音名が使われ、音名よりも、CといえばドというよりもCメジャーコードと思うぐらい英語表記が主。

ドイツ語の音名。CDEFGAH。これはクラッシックをやる人、音大出の人はこれ。バイオリン、ビオラ、チェロの人などは、弦の音をゲーセン、アーセンと言うのですぐわかる。

日本語の音名。ハニホヘトイロ。ト音記号、ヘ音記号ここだけよく使われる。Gクレフ、Fクレフと言う英語表記の言い方もあるが、めったに使わないし、聞かない。あと、ハ長調とかイ短調(Cメジャースケール、Aマイナースケール)とか、こうゆうふうな使われ方をする。

複付点音符と複付点休符

複付点音符と複付点休符

音符や休符の右側に点が付いている。点の付いていない音符の長さを1としたときに、付点の付いた音符、付点音符、点の数は1つ、の長さは1.5となる。そして点の2つ付いた複付点音符の長さは1.75となる。わかりにくいので、まとめると、

  • 付点2分音符は2分音符+4分音符ということ。
  • 複付点2分音符は2分音符+4分音符+8分音符ということ。
  • 付点4分音符は4分音符+8分音符ということ。
  • 複付点4分音符は4分音符+8分音符+16分音符ということ。
  • 付点8分音符は8分音符+16分音符ということ。
  • 複付点8分音符は8分音符+16分音符+32分音符ということ。

休符も考え方は同じ。点の付いていない休符の長さを1としたときに、付点の付いた休符、付点休符、点の数は1つ、の長さは1.5となる。そして点の2つ付いた複付点休符の長さは1.75となる。わかりにくいので、まとめると、

  • 付点2分休符は2分休符+4分休符ということ。
  • 複付点2分休符は2分休符+4分休符+8分休符ということ。
  • 付点4分休符は4分休符+8分休符ということ。
  • 複付点4分休符は4分休符+8分休符+16分休符ということ。
  • 付点8分休符は8分休符+16分休符ということ。
  • 複付点8分休符は8分休符+16分休符+32分休符ということ。

4分の4拍子と4分の3拍子

4分の4拍子と4分の3拍子

4分の4と4分の3の分母の4は何を示しているのか。分母の4は拍になる音符の種類を示しています。したがって4分の4と4分の3といえば4分音符が1拍にあたる。ではぶんしの4は何を表しているのか?。分子は1小節に入る音符の数です。4分の4拍子ならば1小節に4分音符が4個入ることになります。4分の4拍子だからといって4分音符だけしか使えないわけではありません。1小節がトータル4分音符4個分であればよいということです。したがって、全音符なら1つ。2分音符なら2つ。8分音符なら8つ。16分音符なら16はいることになります。

4分音符2つ+付点4分音符+8分音符でも4分音符4つ分です。休符が絡んでさらに複雑になります。4分音符2つ+4分休符+4分音符でも4分音符4つ分です。

4分の3拍子ならどうなるのか?。4分の3なので、1小節は、4分音符3つ分です。4分の3拍子は通常ワルツと言われるリズムです。

  • 4分音符2つ+4分休符1つで4分音符3つ分です。
  • 8分音符4つ+4分音符1つでも4分音符3つ分です。
  • 付点2分音符1つでも4分音符3つ分です。
  • 付点4分音符2つでも4分音符3つ分です。

1小節が4分音符3つ分になれば、その小節は終わり、次の小節に進みます。

シンコペーション

シンコペーション

2拍子の1拍目、3拍子の1拍目は強拍という。2拍子なら、強拍、弱拍。3拍子ならば、強拍、弱拍、弱拍となる。4拍子ならば、強拍、弱拍、中強拍、弱拍となる。これを踏まえたうえで、シンコペーションとは何なのか。一般的には、「食う」と表現される。

「食う」=シンコペーションということなのだが、「食う」を具体的に言い表すと、裏拍の弱拍から小節線をまたいで次の小節の頭の強拍がタイで繋がって、強い部分が前に移動すること。他にも、強拍を休ませる。弱拍に強い部分を持ってくるなどがある。この3パターンをシンコペーションと言う。

わかりにくいので、ひとことで言うと、2拍子なら、強拍、弱拍。3拍子ならば、強拍、弱拍、弱拍。4拍子ならば、強拍、弱拍、中強拍、弱拍。こうゆうおきまりのパターンではなく、強拍と弱拍のパターンを変えましょう、ということです。

シンコペーション(遅らせる)とアンティシぺーション(先回りする)の2つを合わせてシンコペーションと言う。「食う」はアンティシぺーション(先回りする)のほうを言葉にしたものだろう。

シンコペーションがあると、グルーブ感やノリが生まれる。人間の演奏で音符にジャストで演奏されっているものはない。ジャストだと人間味はない。

DTMでよく使われる用語の解説

DTMでよく使われる用語の解説

  • フェードイン   フェードインとは音の入るところ、入り口でいきなり音量MAXではなく徐々に音量上げていきながら入るやり方。
  • フェードアウト   フェードインとは逆で、曲の終わりに音量そのままで終わるのではなく、徐々に音量下げながら終わるやり方。
  • クロスフェード  別録りの音源の前後をくっつける時に、前の音源をフェードアウト、後の音源をフェードインさせて滑かに繋ぐやり方。
  • レイテンシー   演奏したときにパソコンに繋いでDAWソフトを通して、DAW内のアンプシュミュレーター、エフェクターなどで音をパソコンが処理をしてからもどってきた音を、モニタースピーカーやヘッドホンで聞くと、処理のためにやっぱり若干の音の遅れが生じる。この音の遅れのことをレイテンシーと言う。レイテンシーに対する対応策は主に2つ。1つ目は、ダイレクトモニタリングといって、DAWを通る前の音を聞けるようにして、DAWを通った音は聞かないようにするシステム。もう一つはパソコン、DAW側で対応させるやり方。パソコンのスペックを上げる又は、バッファーサイズを調整する。バッファーサイズを小さくすればレイテンシーは小さくなるが、パソコンのCPUの負荷大、ノイズ、音飛びの要因となりやすい。リアルタイムレコーディング向き。バッファーサイズを大きくすれば、レイテンシーも大きくなるが、CPUの負荷小。アレンジ、ミックス作業に適する。

ブルースハープ、ハーモニカの初歩

ブルースハープ、ハーモニカの初歩

ブルースハープ、ハーモニカには吹く孔が10個あるので、テンホールズハーモニカといいます。Keyによって12種のKeyに対応したハーモニカを使い分けます。テンホールズハーモニカは3オクターブの音域に対応しています。音は吸った時と吹いた時で異なります。中には吸った時と吹いた時で異なるリードが入っています。まず、Key C での音階は次のようになっています。

  • 穴の番号      1 2 3 4 5  6 7 8 9  10
  • 吹いた時の音    ド ミ ソ ド ミ  ソ ド ミ ソ  ド
  • 吸った時の音    レ ソ シ レ ファ ラ シ レ ファ ラ

ハーモニカ譜では吹く音を普通の数字で表しています。たとえば、4と書いてあれば、ドになります。4を吹くということです。吸う音はどうゆうふうに書き表すのか?。吸う音は丸で囲った数字で書き表します。すなわち、④と書きます。④ならば吸って音を出して、レということになります。

ちなみに、ドレミファソラシド Cメジャースケールを出すには、4 ④ 5 ⑤ 6 ⑥ ⑦ 7 となります。吹く 吸う 吹く 吸う 吹く 吸う 吸う 吹くとゆうようになります。

ナッシュビルチューニングと12弦ギター

ナッシュビルチューニングと12弦ギター

通常ギターは6弦。主にアコースティックギターに行うチューニング法で、1弦と2弦は通常どうりで3弦から4弦、5弦、6弦を細い1弦、2弦、3弦、4弦をはり、1オクターブ上にチューニングする。12弦ギターのようなサウンドにする。伊勢正三さんの22才の別れがナッシュビルチューニングで有名。

で、12弦ギターとは何なのか?。12弦ギターの弦は、2本で1組になっている。1弦2本、2弦2本、3弦2本、4弦2本、5弦2本、6弦2本で構成されている。これだと普通のギターの弦2倍というだけなので、1本目の弦は1弦から6弦まで通常どうりで2本目の弦が、ナッシュビルチューニングの1弦と2弦は通常どうりで3弦から4弦、5弦、6弦を細い1弦、2弦、3弦、4弦をはる。

2本弦ガ同時に鳴るのできらびやかなコーラス感が得られる。
12本弦がはられているので、張力が大きくなってボディーやネックにかかる負担も大きい。ペグも当然12個。ヘッドも大きい。ブリッジも大きめのものになる。3弦に細い1弦が張ってあるので非常に切れやすい。更に3弦は巻弦なのだが、その芯に使われている部分は、1弦より細いので3弦は切れやすい。

楽器の種類⑪ ウクレレ

楽器の種類⑪ ウクレレ

ウクレレはハワイの弦楽器。ちなみにウクレレ(ukulele)はハワイ語。

まずはいろんなサイズがあります。サイズは小さいサイズのソプラノウクレレ。つぎに大きくなると、コンサートウクレレ、さらに大きくなると、テナーウクレレとなります。ボディーが大きくなると、低温がよく出ますし、単純に音が大きくなります、材質はもちろん木材で、主にっ使われているのはコアというハワイの木材と、ギターにも使われるマホガニー。材質によっても音色は変わる。

付いているギアペグにはいろいろなギア比がある。1:1  1:4  1:16 。ギア比が大きいほど、繊細にチューニングできる。チュー二ングにはHigh Gチュー二ングとLow Gチュー二ングの2パターンがある。ハワイアンにはHigh Gチュー二ング、ソロにはLow Gチュー二ングが良いと言われる。

弦は昔からあるナイロン弦とフロロカーボン弦の2種類がある。ナイロン弦は昔からあるウクレレらしい音。ナイロンは伸びがあり吸収性があり、比重が軽いのでやはりチューニングは狂いやすい。フロロカーボン弦は吸収性が少なく伸びも少ない。材質が固くはりがある。比重が重いので、音はきらびやかで明るい。細いので押さえやすい利点がある。

ピックアップ付きでシールドでアンプにつなげることかできるウクレレがあったり、ハイポジションが弾きやすいように、カッタウェイになっているものもある。ヘッドの部分が、スロッテッドヘッドというクラシックギターの形になっているものもある。アコギやエレキの要素が、ウクレレでも用いられる傾向にある。