ナチュラルマイナースケールとハーモニックマイナースケールとメロディックマイナースケール①
そもそもマイナースケール、ナチュラルマイナースケールとハーモニックマイナースケールとメロディックマイナースケール。なぜ3種類もマイナースケールが存在するのか。その理由は?。
ちなみにナチュラルマイナースケールとハーモニックマイナースケールとメロディックマイナースケールはそれぞれ日本語では、自然短音階、和声的短音階、旋律的短音階と言う。
まず、ナチュラルマイナースケールはメジャースケールの短三度下から出発した平行調で、おとは同じ、兄弟のようなもの。Cメジャースケール、CDEFGABC.Aマイナースケール,ABCDEFGA。
次にハーモニックマイナースケールなのだが、ナチュラルマイナースケールとの違いはなんなのか?。ハーモニックマイナースケールはナチュラルマイナースケールの第7音が半音上がったもの。これはCメジャースケール、CDEFGABC、のB と Cの間は半音になっている。このBはリーディングトーンと言って、トニックCに終止する終止感が非常に強い。しかし、Aマイナースケール,ABCDEFGAのG と Aの間は全音になっているので終止感は非常に弱いものになるので、第7音を半音上に上げて、ハーモニックマイナースケールを作る。
和声や旋律のつながりを聴覚的に重視している。第7音に終止力を持たせたものがハーモニックマイナースケールである。マイナースケールの和音はハーモニックマイナースケールを使うのが原則。