♯とb(シャープとフラット)
変化記号の♯(シャープ)は幹音を半音上げる。b(フラット)は幹音を半音下げる。よくある間違いは、♯(シャープ)が付くと明るいとか、b(フラット)が付くと暗いとか、これは、勘違い。
追記
シャープは半音上げる、フラットは半音下げるですが、ダブルシャープは更に半音上げて、全音上げるになります。ダブルフラットは更に半音下げて全音下げるになります。イメージとしてシャープは明るいとかフラットは暗いとか思いがちですがそれは間違いです。
もう1つ勘違いしてしまうのが、2音間の距離です。音程のことですが、シャープは半音上がるので、常に音程が広がるような感じがしますがそれは違います。ドと1オクターブ上のドの下のドにシャープが付くとドシャープと1オクターブ上のドの2音間の音程は狭まります。逆に1オクターブ上のドにシャープが付いた場合は、ドと1オクターブ上のドシャープの音程は広がります。
フラットの場合は、ドフラットと1オクターブ上のドの2音間の音程は広がります。ドと1オクターブ上のドフラットの2音間の音程は狭まります。シャープとフラットが下の音に付いた時と上の音に付いた時の2音間の音程が広がるのか狭くなるのかよく注意しましょう。
♮は、ナチュラルは、シャープやフラットの効果を打ち消すものです。
なぜ、「シャープは明るくフラットは暗い」は勘違いなのですか?この現象はどのようにして説明されますか?
ドのシャープならドより高い音になるので明るいという表現になっています。実際は音程が高いのです。レのフラットはレの音より低いので暗いという表現になっていますが音程が低いが正解です。ドのシャープもレのフラットも鍵盤上同じ音ですがどちら側からみたかによります。