アクティブベースとパッシブベース
エレキベースにも種類があります。プレシジョンベースとかジャズベースといった形の種類ではありません。アクティブベースとパッシブベースという内臓機構の違いで、2タイプに分かれます。
まずアクティブベースですが、中にプリアンプが内蔵されていますので、信号を持ち上げます。持ち上げるので信号は強くノイズが乗りにくくパワーがあります。音圧が上がります。イコライザー機能もついているので。音をいじることが可能です。しかし、電池が必要になります。9ボルトの電池はコスト高です。電池の消耗とともに音が変わるのがデメリットだと言われます。アンプをくぐらしているので、楽器の音色というよりもアンプの個性が前面に出てしまいます。音がそろって安定化します。エフェクトのかかりが良くなります。派手な音になるということです。
パッシブベースは、プリアンプが内蔵されていません。信号は弱めですが、ナチュラルな弾き手の個性が出やすい特徴があります。鳴らしたい音色を作りやすく、ダイナミクスを出しやすいのが、パッシブです。電池交換の必要はもちろんありません。バンドの音になじみやすい音が出ます。シールドが長いと信号劣化します。エフェクトののりが弱く、ノイズは乗りやすくなります。環境により音の鳴りが変わります。アンプの助けはありません。