ダイアトニックコードのファンクション(機能)について

ダイアトニックコードのファンクション(機能)について

 ダイアトニックスケールの音と同じく、コードにもファンクション(機能)がある。コードのファンクションは3種類。まずそのキーの中で中心となるコード、これをトニックと言う。CM7  Em7  Am7  。次にドミナント、  G7  これは  CM7  に進行する性質を持つ。最後に中間の性質を持つサブドミナント。  Dm7  FM7  など。

ダイアトニックスケールのファンクション(機能)について

ダイアトニックスケールのファンクション(機能)について

Cメジャーダイアトニックスケールの7つの音  C   D  E  F  G  A  B  の中で一番大事な音  C  この音をトニック(主音)と言う。次に  G  の音をドミナントと言う。ドミナントはトニックに向かう強い性質を持つ。次に  F  の音をサブドミナントと言う。次に  B  の音をリーディングトーン(導音)と言う。半音上の  C  に向かう性質を持つ。

音符の種類と音の長さ

音符の種類と音の長さ

 音符の音の長さは全音符を基準に考える。全音符の2分の1の音の長さの音符を2分音符。全音符の4分の1の音の長さの音符を4分音符。全音符の8分の1の音の長さの音符を8分音符。全音符の16分の1の音の長さの音符を16分音符。同様の考え方で32、64、128、・・・と続く。

 

どのようなコードにテンションノートは使えるのか?

どのようなコードにテンションノートは使えるのか?

 ナインスは全てのコードに使える。シャープナインスとフラットナインスは、ドミナントセブンスコードに。イレブンスはマイナー系のコードに。シャープイレブンスは長3度を有するメジャー系のコードに。サーティーンスはドミナントセブンスコードに。フラットサーティーンスはドミナントセブンスコードとマイナーセブンスフラット5に使える。

コードトーンとノンコードトーン

コードトーンとノンコードトーン

 コードトーンとはコードを構成している音のこと。  CM7ならば、ド、ミ、ソ、シ。それ以外の音レ、ファ、ラをノンコードトーンと言う。ノンコードトーンはテンションノートとアボイドノートに分かれる。

コードの転回形 四和音(セブンス)

コードの転回形 四和音(セブンス)

  コードの転回形 四和音(セブンス)も三和音(トライアド)と同じく、  CM7ではルートの  C  が一番下のド、ミ、ソ、シを基本形。ドを1オクターブ上に転回した、ミ、ソ、シ、ドを第一転回形。更にミを1オクターブ上に転回した、ソ、シ、ド、ミを第二転回形。更に四和音では、ソを1オクターブ上に転回した、シ、ド、ミ、ソの第三転回形が存在する。

コードの転回形、三和音(トライアド)

コードの転回形、三和音(トライアド)

  コード  C  において、ルートの  C  が一番下にあるのが、基本形。ド、ミ、ソ。 C  を1オクターブ上に転回し、ミ、ソ、ド。これを第一転回形と言う。更に  E  を1オクターブ上に転回し、ソ、ド、ミ。これを第二転回形と言う。