和声の協和の響きの種類

和声の協和の響きの種類

和声、2音同時になった時の響き方、協和の種類をまとめておきます。2つの音がいろんな音程、音の距離で鳴った時に様々な響きの違いが起こります。和声の種類に協和というものがあります。2音同時に鳴るとき3タイプのサウンドに分かれます。

不協和音艇。不協和音程は、協和音程以外の音を言います。不協和音ですから、気持ちのいい響きではありませんが、使ってはいけないわけではありません。隣り合う音、半音で鳴らした音は、気持ち悪い音ですが、ホラーゲームなど不安や、恐怖を演出する音でよく使われています。むしろこうゆうケースでは、効果音は、不協和音が主になります。不協和音は、使ってはいけないようなイメージがありますがそれは違います。

協和音程。協和音程は、2つのグループに分かれます。完全協和音程と不完全協和音程に分かれます。完全協和音程は、完全1度と4度と5度と8度がそれに当たります。キレイに協和する、響きのいい音程です。不完全協和音程は、短3度、長3度、短6度、長6度がそれに当たります。これは、不協和音艇と完全協和音程の中間的な響きでしょう。

このように音程には、いろんな響き方をします。和声の協和にはいろいろな協和があることを知っておきましょう。

耳コピ

耳コピ

耳コピとは、耳で聞いた曲の音を判断して、演奏をコピーすることです。説明終了ですが、これでは終わってしまうのでやり方としては、次のような感じです。
単音、メロディーの場合は、ひたすら聞いた音を何の音かすり合わせますが、必要な能力は、聞いた音と音のつながりの中でその音が前の音より高いか低いかを判断して探します。鍵盤やギターやベースなどを弾いて、探している音が高いか低いかを判断して探します。ひたすらすり合わせの繰り返しです。こうして音を探します。

コードはどうするのかということになりますが、ルート音やトップの音に目星がつけば、その音を含むコードを片っ端から探すということになります。

ここで理論を知っていると、メロディーが耳コピ出来ると、理論からスケールとキーの判断がつき、更にコードの判断がつきます。ダイアトニックコードやノンダイアトニックコードの判断がつきます。更に、コードからベースの判断がつきます。もちろんいきなりベース音を耳コピ出来る人は、とってもかまいません。ベースは、聞き取りづらいもので、DTM、DAWのソフト、編集ソフト、アプリなどで、ベース音を1オクターブ上げるととたんに聞きやすくなります。音源をスロー再生して、音を探るということも出来ます。

サブスチュエーションオブファイブセブンスコード、裏コード

サブスチュエーションオブファイブセブンスコード、裏コード

サブスチュエーションオブファイブセブンスコードは、裏コードと呼ばれます。裏コードは、元のコードがあって、そのコードを代理する、代理コードの1種です。

ドミナントセブンスコードが元のコードでそのコードを代理します。

KeyCの、メジャースケールにおける、ドミナントセブンスコードはG7ですから、構成音は、ソシレファです。このG7の代理コード、裏コードは、D♭7になります。

全く違うように見えるこの2つのコードですが、D♭7の構成音は、レ♭ファラ♭ド♭ということになりますが、ド♭はシです。とすると、構成音に同じ音が含まれています。そしてこの音はトライトーンです。ルート音が違うので響きは違いますが、和音としての内容は、非常に近くなります。ちなみにトライトーンは半音上に進行したがる性質を持った音です
D♭7から見れば逆にG7が裏コードの関係になります。いちいち構成音を考えるのは面倒くさいので、さっと割り出す方法、法則があります。もとになるドミナントセブンスコードから見て,減5度上の音を探します。Gから数えて鍵盤だと6個上を探すと、D♭になります。A7ならば、鍵盤6個進んで減5度上の音を探すとE♭なので、裏コードは、E♭7になります。

人間味あふれる演奏

人間味あふれる演奏

DTMのMIDIのマウスを使ったステップ入力では、人間味あふれる演奏というわけにはいきません。やはり機械的な演奏になってしまいます。キーボードを演奏してリアルタイムレコーディングをすればよいということですが、機械的な演奏と人間味あふれる演奏の違いは何でしょうか。
まずは、ベロシティーの調整です。ベロシティーは単に音量の大きい小さいではなく、鍵盤や、鍵盤に限ったことではないですが、楽器を強く弾いた時と弱く弾いた時の演奏情報です。これは演奏の強弱です。
次は音価、デュレーションです。音符の長さを四分音符でも八分音符でも100プラスアルファの長さまで伸ばすのか、短く演奏するのかの違いです。ピアノやシンセサイザーのサスティーンペタルは音を100%以上伸ばします。半分にするのか、それより短くするのかによっても演奏はイキイキします。
次はテンポコントロールです。人間の演奏は、テンポがもたったり、ソロの演奏やアンサンブルなどは、テンポが大きく揺れます。どんな楽器も複数の音を鳴らすときに、ぴったり同じ発音のタイミングで音はならないのです。要はずれているということです。この微妙なずれとテンポの揺れが、人間味あふれる演奏の要素です。
楽譜通りでは、人間味は出ません。

ラップ、HIPHOPの歌詞

ラップ、HIPHOPの歌詞

ラップとは何なのか?。ラップの特徴と歌詞についてまとめます。非常に特徴のある音楽です。

ラップとは、4分の4拍子で、尚且つしゃべるような歌い方をする音楽のことです。ほぼトラックが先行して作られる場合が多く4小節の塊(4の倍数で8小節や16小節のパターン)で進行します。

特徴その1は、歌詞が韻を踏むということです。韻とは、母音が同じの似た言葉が使われます。子音の部分が違っても、母音が同じであれば、その言葉の塊がリスミカルに聞こえます。韻を踏む場所は、基本は自由ですが、小節の最後に入れるのが一般的です。小節の頭で踏む場合など様々なものがありますが、Youtuberの、瀬戸弘司さんのミツアキTVラップを参考にするといいと思います。聞いてみたほうが韻の意味が分かると思います。
メロディーの音程が激しく移動しません。どちらかといえば平坦です。音程も厳密ではありません。しゃべっていればほぼOKです。リズム重視の音楽になります。日本語で歌っていても、英語に聞こえるような歌い方、しゃべり方をするとラップらしくなります。

ちなみに母音と子音ですが、a i u e o これが母音です。子音とは、ka ki ku ke ko ならば、kが子音です。ma mi mu me mo  ならば、mが子音です。

言葉の響き

言葉の響き

歌には言葉が使われます。その言葉の音にした時の響きについてまとめます。特に気を付けるものをあげておきます。

  1. まず破裂音。破裂音は、50音の中のカ行とガ行、タ行とダ行、バ行とパ行がそれに当たります。発音するとわかりますが、強い空気と唾が飛ぶような発音です。そのためマイクなどにぶつかる空気は、ポップノイズになるほどです。これを防ぐのがマイクのポップガードです。但しフレーズの頭に入れると強い印象を与えます。さらに濁音の場合には、音の濁りも追加されるので力強いですが、音は汚くなります。インパクトを加える効果はあります。
  2. 次は、歯擦音です。サ行とザ行は歯を噛み合わせて息を吐いては発音しますので、シーという空気の漏れるような耳障りな音が出ますので、音楽では注意されている音です。かなりの高い周波数の音が耳につきます。Mixにおいてこの音を抑えるプラグインエフェクトも存在します。そのぐらい気を使う音だということです。
  3. ナ行とハ行とマ行は、優しい音になります。裏返すとインパクト、パワーはありません。口から息が漏れる発音です。力を入れて発音してもなかなか力強さを表現することは、音の特性上無理があります。
  4. 歌いやすいノリやすいのは、ナ行マ行ラ行ヤ行ワ行サ行ファ行です。
  5. 歌いにくいノリにくいのは、カ行とガ行、タ行とダ行、バ行とパ行です。

セルフプロデュースの時代2

セルフプロデュースの時代2

一昔前ならば、日本人は、その道一筋ということでしたが、セルフプロデュースの時代では、1つだけでなく、1から10まで自分でいろんなことに取り組まないといけません。要するに何でも出来ないといけないということです。レーベルが絡まない独立型のアーティストが続々と増えています。
今Youtubeなどにセルフプロデュースで動画を上げているアーティストはたくさんいますが、まずヘアメイクやスタイリストの知識、技術が必要になりますし、動画の脚本や演出も自分で考えないといけません。撮影のカメラの知識、技術が必要です。更に照明のことも知っておく必要があります。動画は、編集スキルが必要です。とゆうことは、パソコンが得意でないといけないことになります。
blogやYoutubeやtwitterやFacebookなどのツールを使いこなしていかないといけません。これは従来のメディア、新聞や雑誌やラジオ、TVの代わりになるメディアプラットフォームです。これにより集客や宣伝や広告や放送や出版ができます。blogを書くのにhtmlも知っておいたほうがいいでしょう。

もちろん作詞、作曲、編曲、楽器の演奏、DAWソフトの使用なども必要です。レコーディングエンジニアやPA(音響)エンジニアの勉強も必要です。スタジオレコーディングではない、宅録も可能な時代です。
イメージとしては、自分自身がテレビ局になるような感じです。テレビ局の仕事と出演とCMをすべて1人でするような感じです。

セルフプロデュースの時代1

セルフプロデュースの時代1

音楽企業の形が、時代とともに変化をしてきました。今はまさにセルフプロデュースをする時代です。

少し前までは、レコード会社とプロダクションとプロダクションと契約したアーティストという形がメジャーなアーティストの音楽企業の形でした。レコード会社は基本的にCDの売り上げのみで成り立っている企業です。レコード会社の資金的バックアップでプロダクションはアーティストを育てていきますが、CDが売れなくなってきました。

CDの売り上げの減少の理由としては、やはりmp3のダウンロード配信、これは、2000年代に入ってのiTunesに代表されるものです。更にYouTubeでいつでも音楽が聴ける状態であることやSound Cloudなどの音楽共有サイトの発展やCDを必要としないスマートフォンといったデバイスの普及などです。
更に、昔ならば、レコード会社からしか音楽出版は不可能ですし、プロダクションが絡まなければ、テレビやラジオ放送などの出演もほぼ不可能でした。しかし、インターネットの普及に伴ってセルフプロデュースが可能になりました。

音楽出版は、いろんな音楽配信サイトから出せますし、CDは、パソコンの普及で自分たちで刷ることが可能ですし、自力での広告や集客ができるツールもそろっています。主にblogやYoutubeやtwitterやFacebookやニコニコ動画などがそれにあたります。
これに伴って個人の能力をアップする必要性が出てきます。    2に続く・・・

音楽を作っていく順序、工程

音楽を作っていく順序、工程

音楽を作っていく順序、工程を簡単にまとめておきます。主に5つの工程を経て音楽は作られます。

  1. まず作曲をします。いきなりメロディーを思いつく人は、メロディーからでもいいですし、ベースラインから作る人、リズムパターンから作る人、コード進行から作る人、どこから手をつけてもかまいません。最終的に曲が完成すればいいということです。作詞が先行している場合は、詞先、曲が先行している場合は曲先と言います。楽曲の構造、設計図を作ります。
  2. 次はアレンジ、編曲。編曲は、ポップスにするのか、ロックにするのか、ハウス、ジャズ、ブルース、ボサノバ、R&B、といったジャンルの決定や、どんな楽器、音色を選ぶのかとかテンポの決定やより細かいフレーズの決定などをします。もちろん作曲する前にジャンルが決定していることもあります。全体をどうゆうサウンドにするのかといった工程です。
  3. レコーディング。録音のことです。楽器の録音やボーカル録りなどです。
  4. ミックス。ミキサーとは、混ぜるという意味ですが、音を混ぜるということです。ちゃんと聞こえるように音の配置、左右のパンや前後、真中などを決めて振り分けます。ボーカルは真ん中ですが、各楽器の音がどこから聞こえるのかといった音の位置を決めます。更に各トラックの音量のバランス調整やエフェクトをかける工程です。すべての音がバランスよく聞こえるようにします。
  5. マスタリング。ツーミックス音源の印象を変えずに音圧アップ、音量アップやエフェクト効果などを加えて、非圧縮のマスター音源を作ります。

真空管アンプ

真空管アンプ

アンプとは、ギターなどの楽器の音の電気信号は微弱なので、アンプにおいて、この信号を増幅するのが主の機能です。マーシャルなどの真空管アンプの真空管は、信号を増幅させる、電圧増幅管です。真空管アンプは主にギターアンプとオーディオアンプに使われます。
真空管が主に信号増幅のメインなので真空管を交換することでサウンドが変わります。真空管によって様々なサウンドの個性や癖があります。アンプの部品の配線やトランスや抵抗素子やコンデンサーや真空管などは、どの部品も音の変化をもたらしますが、主に真空管の交換によるサウンドの変化が顕著です。
真空管のプリ管は電圧増幅管です。真空管のパワー管は電流増幅管です。真空管の組み合わせによってサウンドが作られます。しかしながら音というものは、好みというものが強く反映されるために、人によって好き嫌いがあるのでどの音がいい音とは一概に言えません。要は、自分の好きな音を探せばいいということになります。

真空管アンプは、メインスイッチを入れて1分後にスタンバイスイッチを入れます。真空管は温めないといけないからです。1分以上は、空だき状態になって、かえって真空管にダメージを与えてしまいます。要注意です。