楽器の種類⑫ 三線

楽器の種類⑫ 三線

三線は、中国の弦楽器が、祖先です。中国から、沖縄、昔の琉球王朝に渡来して、三線に、変化、進化しました。更に、日本の三味線の原型が三線です。日本の三味線より、やや小振りなサイズですが、音は、重厚で、重圧で、野太いです。当たり前ですが、三線なので、弦は3本です。フレットは、ありません。
ボディーには、基本、ニシキヘビの皮が使ってあります。安いものは、人工の革がはってあります。ニシキヘビの革のものは、10万円以上するそうです。ギターやウクレレのように真ん中に、サウンドホールはありません。ニシキヘビの革のものは、保管が難しいそうです。高温多湿や直射日光の当たるところや、乾燥しすぎる場所は、保管するには、適しません。

  • 各部位に対応した部位名(和名)が、ついています。ボディーは、(胴)、チーガーといいます。
  • ブリッジは、(駒)、ウマといいます。(糸かけ)チルドゥミといいます。
  • ネックは、(棹)、トゥーイといいます。
  • ヘッドは、(天)、チラといいます。
  • ペグは、(のり)、カラクイといいます。
  • サドル、ナットを、歌口といいます。
  • 弦(チル」)は、太いほうから、男弦(うーぢる)。真ん中が、中弦(なかぢる)。そして女弦(みーぢる)となります。チューニングは、本調子、男弦は低いド、中弦はファ、女弦は高いドにあわせます。