楽器の種類⑬ ケーナ

楽器の種類⑬ ケーナ

ケーナは、縦笛で、ペルーの民族楽器です。日本の尺八と構造が同じものですが、尺八よりサイズは、小型です。素材は、ペルーのチチカカ湖に自生する葦を使って作られています。本物は葦ですが、日本で作っている、ケーナは、葦ではなく、竹を使っています。尺八もいろんな種類の竹を材料に使って作られています。

ケーナも尺八もサックスのように、リードはありません。ケーナも尺八も、音を出すのが、非常に、難しいと言われています。音の出し方は、子供の頃に、からのビール瓶の口に下唇を当てて、空気を、ビール瓶の中に吹き入れると、音が鳴ります。これと原理は同じです。音が尺八に近いというかほぼ同じ種類の音なので、日本人には、馴染み深く、素朴で優しい音です。倍音とノイズをたくさん含んだ音です。フルートの音とは逆で、対称的です。

音階、指使いは、アルトリコーダーとほぼ同じです。ファは穴を半分開けます。ソは、開放です。半音階、シャープやフラットのついた音は、押さえている指を半分穴からずらして、半分穴をあけて出します。指使い自体は、リコーダーを吹いた経験が、たいていの人はあるので、そんなに難しいものではありません。