グルーヴ

グルーヴ

グルーヴとは、ノリのことである。ノリは心地よさでもある。ではのりを決める要素はいったい何なのか?。
まず、通常のリズムは、正確に拍を刻む。メトロノームの刻むリズムは正確無比で完璧なものであるが、これではノリは生まれない。

ここにベロシティー、音の強弱が加わると、グルーヴが生まれ始める。まず強弱が、グルーヴの1つの要素であることはまちがいない。音の大きさや小ささや音色の違いでもグルーブは生まれる。
もう一つは、シンコペーション、アンティシペーション。リズムがジャストに演奏されたものは、無機質で味気ない。これをジャストの位置から、前や後ろにずらしていくと、不思議とグルーヴ感、ノリが生まれる。人間の演奏は、絶対ジャストなどということはありえない。このジャストでない演奏や意図的に、前や後ろにシンコペーション、アンティシペーションさせたり、音と音の間隔を変えていくことでグルーヴ感が生まれる。

グルーヴは、自然にリズムに乗る、ノリの感覚である。ずれやはねもグルーブの重要な要素である。リズムやテンポやシンコペーション、アンティシペーションやベロシティーや楽器の音色や奏法や音の間隔や性別、年齢、国や人種や歴史や文化や音楽の種類など、様々な要素か絡んで、独特のグルーヴ感が生まれます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です