メロディー、好まれやすいメロディー

メロディー、好まれやすいメロディー

様々な楽曲の中でメロディーにおいて好まれやすいものとそうでないものがあります。人の好まれる楽曲は、毎回毎回、小節ごとに違うメロディーではなく、繰り返しを使いシンプルで覚えてもらいやすくなっています。複雑すぎると覚えてもらえません。全く同じである必要はありませんが、いくつか違う音が含まれていても、ほぼ同じような構成のメロディーのほうが覚えやすいものです。最小単位のフレーズの繰り返し、これをモチーフの同期といいます。特にポップスなどは、顕著です。
歌ものの場合には、自分が歌えるのかということが重要です。歌えないメロディーを作る場合があるのです。ボーカロイドなどでは、普通の人が出せない音域まで出せてしまいます。歌ものでないならいいですが、歌の場合は、好まれるメロディーではなくなります。更に、ボーカロイドだとブレスなしのメロディーも出来てしまいます。人間はブレスしないと歌えません。鍵盤だけでメロディーを作っても、同じような罠にはまります。要は、休符が入るということです。
あまり同じメロディーを繰り返しすぎるのは、くどくなります。ほどほどということです。2~3回ぐらいの繰り返しが1番多いです。これをリフレインと言います。既存の有名な曲を参考にするのが1番分かりやすいと思います。迷ったら、有名な曲を聴きましょう。

音域

音域

シンセサイザーや電子ピアノなどの鍵盤楽器には、最大88鍵盤の音域があります。低い音から高い音までさまざまな音域の音が出ます。音域は、音の高さの範囲を表します。楽器により音域は様々です。鍵盤数の少ないものもありますが基本、オクターブキーというのが付いていて、音域を変えることができるので、すべての音域を出すことができます。

オルガンやエレクトーンなどは2段の鍵盤になっています。

低い音域と真ん中の音域と高い音域で、その音域が受け持つ役割があります。

  • 真ん中より低い音域は、ベースの役割をしています。ベースは音楽の土台で、音楽を下から支える重要な役割です。和音の音を支配してしまうぐらい力を持っています。ベースの音で全体の厚みが増しますし、音圧も増します。ベース抜きでは、音楽は成り立ちません。メロディーを支える音域です。ハーモニーの1番下の音を支えます。エレクトーンなどはペダルを足で踏んで、ベース部分の音域を担当します。
  • 真ん中より上の音域はメロディーを担当します。メロディーを演奏すると高い音域なので目立ちます。エレクトーンでは上の段の鍵盤です。
  • 真ん中の音域はコード、和音を担当します。真ん中の音域で和音を演奏すると、気持ちの良いサウンドになります。和音は複数の音を同時に鳴らすことです。エレクトーンでは下の段の鍵盤です。

メロディーの音

メロディーの音

歌詞がある場合に、歌詞にはメロディーを付ける前にすでに音が存在しています。詩が先にありそのあとにメロディーを付けた場合はそのメロディーに合うコードを探して合わせればいいのですが、言葉にある音がスケールの音から少しはずれていても、言葉が初めから持っている音を大事にしてメロディーを付けないと、言葉は壊れます。歌は語れ、セリフは歌えというのは、こうゆうことです。名曲は、言葉が最初から持っている音とメロディーがピッタリ一致しています。音楽理論にとらわれすぎるとよくありません。理論を無視しても、時には構わないということです。
逆にコードが先にある場合には、そのコードに合う音を探してメロディーを付ける必要があります。コードがCの場合を例にすると次のようになります。
コードは、Cの場合、鳴っている音は、ドミソです。安全な音がドミソです。メロディーのスタート音が、ドからまたはミからまたはソからスタートする場合は、無難で安全です。ファースト、サード、フィフスの場合です。セブンスのシはここに入ります。
ナインスからスタートの場合は、レということになりますが、この場合は、レからスタートしてもドかミの音に戻らないと苦しくなります。イレブンスは苦しいですが、インパクトがあります。ファということですが、かなりうまく使えば強力なメロディーになります。ミの音に戻ります。サーティーンスはこの仲間に入ります。
それ以外の音は、かなり無茶で苦しい音になります。聞こえ方が気持ちよくはありません。短く経過音などに使います。